スバル新世代ボクサー 走りはどう変わった?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:中野 英幸
燃費とドライブフィールの両面で確実な進化を果たした新型フラット4。ただし課題がないわけではない。まずはエンジン単体で考えた場合。たしかに燃費は従来よりも向上したし、15km/Lという数値はエクストレイルやRAV4、CR-Vを凌ぐ。しかし、2015年にやってくる130g/Kmm規制は18.2km/Lに相当する。日本と欧州では計測モードが違うので一概には比較できないが、現状ではまだまだ十分な値ではない。
この点について開発責任者の市川氏に聞いてみたところ、次のような答えが返ってきた。「今回のFB型はあくまでベースであって、今後さらに燃費を高める様々な技術を投入していく予定です」。ロードマップ的なことをざっくりと書けば、現状の4速ATをCVT化することでプラス1kmの16km/L。アイドルストップで17km/L。直噴化で18km/L。その他エネルギー回生やボディの軽量化など様々な技術を投入することで、最終的にはハイブリッドに頼らず20km/Lを目指すという。
そしてもちろん、その先にはハイブリッド化が待っているわけだ。ちなみに、CVTはすでにレガシィやエクシーガが採用済みだが、フォレスターのフロア形状だとスペース的に収まらない。かといって、フロア形状を変更するには膨大な投資が必要であり、マイナーチェンジで許された予算ではまかないきれなかったという。残念だが、CVTは次期型までオアズケである。
次に、フォレスター単体で見た場合。これは課題というよりもリクエストという表現のほうが相応しいのだが、北米モデル向けに用意している2.5リッターエンジン「FB25型」の導入をぜひとも実現して欲しい。2リッターでも普通に走っているときは大きな不足はない。しかし、上り勾配や多人数乗車時はトルクの余裕がもっと欲しくなる。その点、プラス500ccの余裕は、きっとフォレスターのドライブフィールをより上質なものにしてくれるに違いない。
なお、小変更を加えた足回りは満足のいく仕上がりになっていた。軽快感を保ったま安心感を高めることを目的に、ダンパーとブッシュのチューニングを最適化したのことだが、ワインディングロードを走ってみて、初期ロールの抑え込みやステアリングのしっかり感が向上していることを確認できた。また、大きな段差を乗り越えたときの衝撃の収まりがよくなり、ドライで質の高い乗り心地になったのも朗報だ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
「山賊もやし炒め定食」はパンチの効いた味濃いめ! 東関道「湾岸幕張PA」
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
【次期ティアナ?】日産が“美形”セダン「N7」発表。中国でBYDとシャオミの上級モデルに殴り込み
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!