ホンダ ヴェゼルに追加のツーリングは欧州仕様がベース。乗り味はどう違う?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:菊池 貴之 2
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その最大のキモはおそらくツーリング専用に締め上げられたボディだろう。ツーリング専用ボディは、RSやハイブリッドの上級モデルにも使われているパフォーマンスダンパーが専用チューンになるだけでなく、ボディ骨格そのものもほかのヴェゼルとは異なる。
具体的にいうと、フロントセクションのサイドメンバー、サイドシル、フロア中央のクロスメンバー、バルクヘッドなどにほかのヴェゼルにない強化部材が追加されているのだが、これはそもそも欧州向けヴェゼル(HR-V)に使われていたものという。今回のツーリングはそんな「ユーロボディ」をベースに、さらにフロントのコアサポートとバンパービーム、そしてトランク下のリアフロアパンをターボ専用部品に換えている。
また、足元の18インチタイヤもミシュラン・プライマシー3とこれまでのヴェゼルにはなかった銘柄で、そのサイドウォールには“メイドinスペイン”の刻印があったのが興味深い。ヴェゼルはもともとボディ剛性やステアリングの正確性に定評があったが、今回のツーリングの味わいはそれに輪をかけて硬質で手応えのあるものになっていた。そこにはボディやタイヤなどに見られるユーロチューン(?)の効果もあると思われる。これが寄居工場で欧州仕様も生産されることになった恩恵だとすれば、今回の生産戦略見直しは少なくともマニアには歓迎できるものだ。
いっぽうで、日本仕様と欧州仕様でボディ構造にまで明確なちがいがある……という現実に、あらためて複雑な思いを抱く日本のマニアは多いだろう。ただし、新しいツーリングと1.5リッターRSには前記のように150kgの重量差があるが、そのうちの数十kg分は専用ボディによるものと推測される。つまりはそこにはメリットとデメリットの両方があるということだ。それに、今回は比較用に既存のハイブリッドZも試乗できたが、日本の日常的な乗り方ではハイブリッドのほうが快適で、十分に活発で正確に走ってくれたのも事実である。
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