河口まなぶ、MiTo買う 現代FF最高の最高峰!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
ベースとなるのはフィアット・グランデプントで、多くのものを共用する。実は僕、このクルマの走りにも相当に熱を上げた。それは後述するとして、ミトはグランデプントのアバルト版であるアバルト・グランデプントと同じ1.4リッターターボを搭載する。最高出力は155ps/5500rpm、最大トルクは20.5kgm/5000rpmとスペックも同様。アバルトではインパネのスポーツブーストボタンを押すと、最大トルクは23.5kgmとなるが、ミトではこれも後述するDNAシステムをD(=ダイナミック)にすると同様のスペックを得る。
ではアバルト・グランデプントとは何が違うのか? ミトはサスペンションにリバウンドスプリングを備える点と、電子制御が進化している点。しかもこの違いは実に大きい。
さらにミトは車重が1220kgとアバルト・グランデプントより20kg軽い。このためか、0-100km/h加速は8.0秒とアバルトを0.2秒上回る。またボディ形状の違いからか、最高速も215km/hとアバルトを7km/h上回る。
ミトを走らせてまず感じるのは、実にフレキシブルなエンジンだということ。 数字からも判るように1.4リッターターボは最大トルクの発生回転が高く、例えばVWの1.4リッターターボがわずか1400回転から最大トルクを発生するのに比べれば高回転型に思える。しかし実際は全く違う印象で低回転から力強く、それこそアイドリングでクラッチをソッとつないであげればムズがる様子なく前へ進む。こんな具合だから1-3-5速という飛ばしシフトも平気で受け付けるし、ガソリンを無駄遣いせずに50~60km/hで5速や6速も行けてしまう。だからエコラン的走りも苦にならないのだ。
一方で回せば伸びやか。155ps/20.5kgmだから力強さは知れている…と思いきや、意外な力強さに「おっ、やるじゃん」と褒めたくなる気分にさせられる。さらにDNAシステムをDに入れれば、パンチと呼んでもいいだろうくらいの爽快な加速が味わえる。しかもどの領域でも軽やか、滑らかな印象が持続するからスッキリと気持よいのだ。
街中では乗り味も実に良い。ミトはアバルト・グランデプントと同じ215/45R17サイズのピレリPゼロ・ロッソを履くが、ミトの方が路面とタイヤのあたりにしっとりとした印象がある。これはリバウンドスプリングの効果だろうか。アバルトよりもわずかに大人っぽい乗り味を示す。また乗り心地に関してはある一点をのぞけば、スポーツハッチとしては心地よい部類で滑らかさがたまらない。ただし、段差乗り越えでのバネ下のバタ付きだけはやや大きめ。これは17インチに加え、リアのサスペンションがトーションビームだからだろう。独立式でないため左右どちらかの衝撃が両方に伝わるからか揺れ幅が大きい。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
車両規定違反によりフェラーリのポールポジション剥奪。佐藤万璃音組マクラーレンもタイム抹消/WECスパ
マツダ新型「スポーツハッチバック」実車公開!? 精悍エアロの「超凄いマツダ3」がやって来た! ド迫力で爆速な「MAZDA SPIRIT RACING 3」相模原に登場
トランクへ押し込まれる! コンビニやGSで車両に強盗! 映画みたいな犯罪が日常のアメリカではクルマの防犯装備も日本とはケタ違いだった
スタイリッシュなプレミアムSUVの「Fペイス」を展示! ジャガー出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
世界最速の「ソファー」 チャージャー/チャレンジャー アメリカ文化のアイコン ダッジのマッスルカー2台を比較(2)
ハンドルで操る「悪役プロレスラー」 チャージャー/チャレンジャー ダッジのマッスルカー2台を比較(1)
信号が青になっても動かないクルマに「プッ!」何か問題が? 法的にはどうなのか 「私は待つ」
レクサスの最上級ミニバンLMに6座仕様車のバージョンLを追加発売
“Mr.ロードスター”マツダの元エンジニア貴島孝雄氏、『愛車遍歴』で熱弁
Z世代よ、新型ラングラーに集え ジープの顔が装いあらたに、大幅値下げのワケとは
「こんなのみんな嫌いだよ」ベルニュ、フォーミュラEの“ひどい”レーススタイルを批判
【MotoGP】バニャイヤ、スプリントはトラブルでリタイア。原因特定作業が進められる中「予選でのクラッシュがなければ」と悔しさ見せる|フランスGP
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?