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プジョー、プジョースポール仕立てのレーシーなハイブリッドモデルを公開へ

仏プジョーは2月21日、ミッドサイズセダン「508」をベースとしたハイブリッドカーのコンセプト「508 プジョースポール エンジニアド」を、3月に開催されるジュネーブモーターショーに出展すると発表した。

日本でも2018年11月に発売されたプジョー508は、ファストバックのスタイリッシュなデザインが特徴。近々ハイブリッドも追加される見通しだが、今回のコンセプトは電動化による燃費性能の向上に加えて、ル・マン24時間レースでも活躍したプジョースポールによってスポーティに仕立てられている。

注目のパワートレインは、“ピュアテック200”エンジンに、フロント110ps、リア200psのモーターを組み合わせたもので、計3つのパワーソースにより4輪を駆動する。メーカーが400ps級とする加速性能は、0-100km/h加速4.3秒、最高速250km/hと紛れもないスーパーセダンの値。それでいてCO2排出量はWLTP方式で49g/kmに過ぎず、11.8kWhのバッテリーによりピュアEVとしても50kmの走行が可能など、パフォーマンスとエコを両立している。

足まわりは強化されたスペックに合わせて前後ともワイドトレッド化され、フロントには380mm径のベンチレーテッドブレーキが奢られる。タイヤは前後とも245/35R20サイズの「パイロット スポーツ4S」で、大径ホイールから覗くイエローのブレーキキャリパーとローダウンサスによりアピアランスも迫力満点だ。

イエローのフィンが取り付けられたフロントバンパーや、新デザインのディフューザーを取り入れたリアエンドなど、ベースモデルをさらに大胆にしたエクステリアもアピールポイント。インテリアは、小径ステアリングなど508の特徴である未来的な「i-Cockpit」が上質なアルカンタラで覆われ、レーシーな雰囲気を醸し出している。

今後デビューするプジョーの電動化モデルは、CEO自らが「ネオパフォーマンス」と表現するように、ドライビングに劇的な変化をもたらす模様。その方向性を示す508プジョースポール エンジニアドで、ジュネーブショーのプジョーブースは大いに盛り上がりそうだ。

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