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使いきる楽しさアップ ロードスター試乗記・中編

ピタっと決まるハンドリング

こうした変更を施した理由は、2005年に送り出したNCでは、NAから受け継ぐ“ヒラリ感”と呼ばれる軽快なハンドリングを残そうとしたため、操舵に対するフロントの動きにはあえて曖昧な部分を残していたからだと思える。操舵に対し比較的高いゲインを出しつつもボディの動きにゆとりを持たせることで、煩わしさを感じさせぬヒラリ感を作り上げようとしていたと僕は考察する。

しかしこれにより、NCを限界領域で走らせた時にはもの足りなさがあったのも事実。特にサーキット領域でのブレーキングでは、フロントの動きの大きさ(=ノーズの沈み込み)に揺り戻しが発生し、ギクシャクした動きを誘発した。またこのフロントの動きの大きさはその後の操舵に対するボディの動きにおいて、わずかにグラっと感じてしまうロールも生んでいたため、初期のNCは攻めれば攻めるほどに辻褄が合わなくなったわけだ。

こうした部分を払拭するためにロールセンター高の低下とサスペンション・チューニングが図られた。結果得られたのは、一般道でもピタリと路面をとらえるフロントの感触と、確かな操舵感、そして操舵に対して余分な動きのないスッキリしたハンドリング特性だ。ゆえに初期と比較すると、ハンドリングは明らかにピタっと決まる。特に今回のロードスターで最も硬派なRSのRパッケージでは実にカッチリとした操舵感さえ手に入れた。

またライバルの動向や味付けを考えれば、リニアで正確性の高いハンドリングはロードスターも手にすべき項目で、この点においても他に比べ遜色ないものが実現できている。さらにサスペンションが見直されたことで、一般道での乗り味もずいぶんと進化している。これまでは段差乗り越えなどでわずかにフワフワとしていた感触も払拭され、常にピタリと路面をとらえる感があり、輸入車にも匹敵するフラットな乗り味が実現されている。

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