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アクアとムーヴがマイチェン効果で躍進。C-HRは息切れ気味【マーケット概況・8月】

登録車の販売は回復

7月は12ヶ月ぶりに登録乗用車(軽規格を超える乗用車)がマイナスとなり、先行きに不安感が漂った国内新車マーケット。8月の販売状況はどうだったのか。さっそく順に見ていこう。

まず乗用車、軽自動車、貨物車、輸入車を含めた8月の全体の新車登録台数は、前年比5.5%増の35万5308台でプラスを維持。前月にマイナスだった登録車についても、2.8%増の19万6169台と2ヶ月ぶりに回復した。内訳を見ると普通乗用車(3ナンバー車)は1.2%減と前月に続きマイナスとなったが、同じく前月にはマイナスだった小型乗用車(5ナンバー車)は7.6%増と大幅に伸び、全体の販売を押し上げた。商用車もプラス成長を果たしている。

小型乗用車の伸びの大きな要因となったのは6月後半にマイナーチェンジした「トヨタ アクア」。デザイン変更および新グレードの追加などの改良により、台数を伸ばすことに成功した。

一方、軽乗用車の登録台数は前年比6.8%増の9万4654台と好調をキープ。特に調子が良かったのは、8月1日にマイナーチェンジした「ダイハツ ムーヴ」。フロントまわりを中心にデザインを変更したほか緊急ブレーキを歩行者にも対応させるなど安全性能を高めた改良の効果が販売に結びついた。

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