新型アルヴェル登場で先代の中古価格はどうなった? 今後は相場暴落の可能性も
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 9
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 9
トヨタの新型「アルファード/ヴェルファイア」が登場して4か月あまりが経ちました。販売店には多くのオーダーが殺到し、ほとんどのグレードで納期が1年以上になっているようです。
>>長納期のアルヴェル、KINTOならすぐ手に入るのか? 月々の支払額はかなり低めに
そうなると、すぐに納車が可能な先代アルファード/ヴェルファイアを検討するユーザーもいるかもしれません。新型が登場したいま、先代アルファード/ヴェルファイアの中古市場の動向はどのように変化しているのでしょうか?
>>540万円~でもお買い得! 見た目ほぼ一緒の新旧アルファードで決定的に違う点
>>アルファードってどんな車? 価格やスペックはこちら
>>ヴェルファイアってどんな車? 価格やスペックはこちら

この数年新車の納期が長期化していることから、「すぐに納車される」という中古車のメリットに注目が集まっています。それに加えて、新車の納車が進まないことから中古車の供給量が減るなど、需給バランスが大きく変化した結果、中古車価格が全体的に上昇するようになりました。
一部のモデルでは、中古車の価格が新車を上回る「逆転現象」も見られ、先代アルファード/ヴェルファイアはそうしたモデルの代表格でした。
先代アルファード/ヴェルファイアには非常に多くのグレードが設定されていましたが、そのなかでも特に人気が高かったのが、最上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」と中間グレードの「S“Cパッケージ”」でした。
「エグゼクティブラウンジ」は、先代アルファードの人気を決定付けたと言えるグレードであり、高級ミニバンの代名詞として法人・個人を問わず多くのユーザーの人気を集めました。
>>アルファード(先代)のグレード一覧はこちら
>>ヴェルファイア(先代)のグレード一覧はこちら
>>アルヴェルの損しない選び方! アル×HV×FFまたはエグゼクティブ~の理由
一方の「S“Cパッケージ”」は、手頃な価格でありながら充実した装備を持っているというコストパフォーマンスの高さが評価されていました。また、特にガソリン車の「S“Cパッケージ”」については、オーストラリアや東南アジアといった海外での需要もあるといい、相場を押し上げていました。
個体の状態にもよるものの、新型アルファード/ヴェルファイアが発表されるまでは、これらのグレードは新車価格を10~20%程度上回る価格で販売されていることが多かったようです。
>>アルファードのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ヴェルファイアのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら

では、2023年10月現在の先代アルファード/ヴェルファイアの中古車価格はどのようになっているのでしょうか?
carview!中古車が提供している「中古車相場推移」を見ると、先代アルファードの中古車相場は、2023年5月時点でおよそ450万円台後半だったのに対し、6月には440万円台前半にまで値を落としています。
一方、その後は新型アルファード/ヴェルファイアが発表された6月21日頃に底を打ち、7月時点では460万円台後半へと上昇し10月頭には490万円ほどまで上がっています。
さらに詳しく見ると、「エグゼクティブラウンジ」や「S“Cパッケージ”」が中古車相場を引き上げており、これらはいまでも新車価格を10~20%程度上回る価格で販売されています。
この背景には、新型アルファード/ヴェルファイアの詳細や納期を見た上で先代の中古車を選ぶというユーザーが一定数いたことや、先代から新型への乗り換えた法人ユーザーなどによって状態の良い個体が中古車市場に流通したことなどがあると考えられます。
新型の納車が進むことで今後ゆるやかに相場が落ち着いていくものと考えられますが、現時点では先代アルファードの中古車相場は高止まりしている傾向にあると言えそうです。
>>現行アルファードの中古車相場はこちら
>>先代アルファードの中古車相場はこちら
一方、ヴェルファイアの中古車相場を見ると、5月時点では360万円前後からほぼ変わっておらず、アルファードほどの大きな変化はありません。
ヴェルファイアは個人ユーザーの利用が多く、また、グレードも限定されていたことから、アルファードに比べて需要と供給のバランスが安定していることがその背景にあると考えられます。
>>現行ヴェルファイアの中古車相場はこちら
>>先代ヴェルファイアの中古車相場はこちら

現在のところ、新型が登場したことによって先代アルファード/ヴェルファイアの中古車相場が大きく下がったということはなさそうです。
ただ、いまだ多くのメディアを賑わせている大手中古車販売店の状況次第では、アルファード/ヴェルファイアを含む中古車市場全体の相場が大きく下がる可能性があります。
いずれにせよ、中古車価格はその時々の情勢によって大きく変化するため、継続的なウォッチが必要と言えます。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
数々の偉業を達成したホンダ/HRCとレッドブルの提携が終了「ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜び」とHRC渡辺社長
2025年王者ランド・ノリス、来季カーナンバー「1」を使用へ「『オレたちはナンバー4だ!』って言うのは、あんまり格好良くないからね」
東武線「寝過ごし注意の駅」が1年で最も賑わう!? 一大イベントに1万5800人が詰めかける
ポルシェ、ペピタやタータンなど歴史的シート生地を復刻…旧車のレストアを支援
アジア最大規模のアートブックの祭典「TOKYO ART BOOK FAIR」が今年も開催!
「ランクルを“装甲化”するらしいんですが」民生車の軍事転用、成功には何が必要? 軍採用メーカーの答えは
薄型0.3cmで収納力アップ! “忘れ物・探し物が減る”ノートPC用ガジェットポーチに新色が登場 高機能なのにコストパフォーマンスに優れた一品とは
次世代モビリティ集結、川崎・橘公園で12月13日オープニングイベント…試乗会や子ども免許証発行も
より上質な室内空間を目指してレクサスUX300hがマイナーチェンジ
運転上手の共通点はステリングの足し算とペダルの引き算! 今からできる良いドライバーになる運転術
約169万円! “デカグリル”採用のトヨタ「“5人乗り”スライドドアワゴン」! 「TOYOTA」文字ロゴもイイ「SUVワゴン」ダンクとは
【情報アップデート】伝統と現代性の融合 新型メルセデスGLC EQ 489馬力とエアサスペンションにより、この巨体はオフロード走行にも適している!
【どうなる?】合併破談から1年。日産とホンダの共同開発協議が再び報じられ“米国向けV6ハイブリッド”の行方が注目される展開に
【生産終了説】のあった「マツダ2」が一部改良で「延命」。新型登場の可能性は“ほぼゼロ”でも残された“選択肢”とは
【欲しい人は動け】新型「ランドクルーザーFJ」の最新情報まとめ。400万円台の“手が届く本格クロカン”が誕生し、優先販売がすでに始まっている
スズキ「ジムニー シエラ」3ドアが2026年型から豪州で復活。装備内容や価格改定から見える海外でのニーズと人気度
【まさかの“最強の商用車誕生”】トヨタ「プロボックス」一部改良で使い勝手が激変。ACC標準化で日常もアウトドアも“隠れ最適解”になった件
中国向け「RAV4」は“約378万円〜”の設定で登場。国内仕様コア/アドベンチャーの2モデル体制が示す市場差
スズキの小型SUV「eビターラ」発売まで約2ヶ月。現在の受注状況は? 補助金厚めで都市部を中心にジワジワ人気拡大中
日産エクストレイル次期型が徐々に姿を現す! 新たなデザインと進化型プラットフォームの特徴とは?
ホンダ「ヴェゼル」に追加設定された「RS」が“コンパクトSUVの大本命”と言える3つのワケ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!