ホンダが新型「プレリュード」のデザイン詳細を発表。“デートカー”とは違う“スペシャリティカー”の世界はどこで表現したのか?
掲載 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹 31
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後席にも座ってみましたが、足元や膝周りスペースは大人でも短時間なら許容範囲なものの、傾斜するリアガラスに後頭部が当たるため窮屈な姿勢を強いられます。逆にバッグやちょっとした荷物スペースとしては便利で、ブレーキング時に荷物が前に落ちにくい形状のリアセンタートレイや、Bピラーにはコートフックも備わります。
一方、ラゲッジスペースには中型サイズのスーツケースな2個、もしくはゴルフバッグ2個を収納可能。見た目にも深さがあり、装着タイヤ(235/40R19)も4本、前輪を外せばロードレーサーも積めるとのこと。後席スペースも合わせれば2人×数泊分の荷物は積めるので、グランドツアラーとしての素質は十分でしょう。
・・・というわけで第一印象は、ホンダの目指す通り、完成度の高いグランドツアラーにして、スペシャリティスポーツという感じです。逆に言えば、従来のクルマ観を変質させてしまうような未来を感じさせてくれるかというと、そこはホンダとしては狙っていませんよ、ということになりそう。
また、「デートカー」という歴代プレリュードが背負っていたイメージについては、新型はデートにも使えるけれど、夫婦や親子、友人、自分といった多様な関係の旅を演出するという健康的な価値観へと変貌している模様。確かに現代は、所有する車種で自己表現ができてしまうようなシンプルな時代ではないような気もいたします。
果たして新型プレリュードは、2ドアクーペというフォーマットに次世代の価値を創出できるのか? 引き続き価格情報のアップデートや、国内や世界の評価にも注目です!
(終わり)
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