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FRでV8ターボを積む新型フェラーリGTC4は若者向けアドレナリン・マシンだった

GTC4ルッソとGTC4ルッソTを数式にしてみると?

テストドライブのスタート場所はモンテリッジョーニという城壁に囲まれた小さな村だ。ここを訪れたのは二度目で、2000年頃に開催された「メルセデス・ベンツ SL」試乗会の中継地点だった。今は随分と過疎化が進んでいる。当時、SLの助手席には故・徳大寺有恒先生が座り、トスカーナのワインディングを思い切り走った。そのとき先生は「カズオに抱かれてもいいと思った」と元ラリー屋のテクニックを褒めてくれたのだ。今はきっと天国で、同じ場所で走るGTC4ルッソTの雄姿を見守ってくれているはずだ。

ここでV8ターボのGTC4ルッソTを数式で表してみよう。
・・・・・・
「GTC4ルッソ」=「GTC4ルッソT」+「4気筒」-「タービン」+「4WD」+「500万円」
・・・・・・
この数式は分かりにくいかもしれないが、V8ターボのGTC4LルッソTはV12から見ると、シリンダーが4つ減り、ターボが付いて、駆動輪が2つ減り、500万円安いということ。

左脳で考えるとこうなるが、実際はアドレナリンの量で差別化できる。V8ターボのハンドリングは驚くほど限界が高いが、ESCが巧みに作動し、リヤアクスルを安定させてくれる。獰猛なキャラクターが顔を出しても、ひどい仕打ちは受けないで済みそうだ。ただ、バンピーな路面ではかなりサスペンションが固く感じた。

結論を述べるなら、オトナチックな対話型グランド・ツーリングを楽しみたいならV12のGTC4ルッソがいい。だが、体内をアドレナリンで溢れさせたいなら、V8ターボのGTC4ルッソTがいい。とはいえ脳内に「理性」というモードを用意しておくのをお忘れなく。

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