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C63AMGワゴンに試乗 セダンとの走りの差は?

ワゴンボディにもかかわらず…

Cクラスのステーションワゴンをベースに、内外装の変更に加え、足回りやブレーキさらにはエンジンをハイパフォーマンス化したモデルがC63AMGステーションワゴン。このクルマに試乗すると、走り好き特にスポーツテイスト好きにとって、今の時代は条件付きではあるが幸せになったとつくづく感じる。なぜなら、アクセルを踏むほどに気持ち良さが増し、速度を上げるほどに安定する。そんなスポーツマインド溢れるテイストを、ワゴンボディにも関わらず持っているから。

一昔前であれば、このようなテイストを求めると、本格2ドアクーペなど、運動性能などに向いているボディを持ったクルマを選ばざるを得なかった。それが今やセダンはもちろんのこと、積載性に優れるステーションワゴンでも手にできるようになったと言うこと。搭載されるエンジンは、最大出力457馬力、最大トルク61.2kgmを誇る6.2リッターのV型8気筒エンジン。7速ATが組み合わされ、セダンモデルのC63AMGと同じパワートレーンとなっている。

アクティブなカーライフを送る本格スポーツワゴン指向の方に、注目してもらいたいクルマだが、一つだけ気になることがある。それが時代背景。今は環境性能などが強く求められ、これらハイパワー車の肩身は狭くなっている。C63も例外ではなくいくら性能が良いと言っても、そのような状況では、このクルマを素直にお勧めして良いのか迷いが生じる。さらには、このクルマを強くお勧めする行為が反社会的とも捉えられそう。その判断は個人に任せるとして、まずはその乗り味をレポートしよう。

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