トヨタ「ヤリス」の新車と中古車どちらがお得なのか調べてみた
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 29
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2020年2月に発売された「ヤリス」は、トヨタのベーシックカーという重要な役割を担うコンパクトカー。ヤリスの販売台数には、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」、スポーツモデルの「GRヤリス」も含まれているため、ハッチバック単体の台数は明かされていないが、ヤリス全体の総販売台数は2020年度、2021年度と2年連続1位を記録。昨今の大ヒット連発「トヨタ無双」の中の1台だ。
そのヤリスだが、昨今の新車不足の影響をもれなく受けており、工場出荷予定は4~5ヶ月程度、ハイブリッドモデルはやや短縮され3~4ヶ月程度とすぐには手に入らない状況だ。では、在庫のある中古車の状況はどうなのか? 調べてみた結果「ヤリスの場合は可能であれば新車を待つのが吉」ということがわかった。以下その理由を解説する。
最初にヤリスのグレード展開をおさらいする。パワートレーンは、1.0Lと1.5Lの3気筒ガソリンエンジン、1.5L3気筒+モーターのハイブリッドの計3種類。グレードは1.5L系は上から「Z」「G」「X」でFF(2WD)と4WDを設定。1.0Lは「G」「X」「X“Bパッケージ”」でFFのみとなっている。
carview!中古車サイトによれば、2022年5月初旬現在、ヤリスの中古車在庫は845台。ハイブリッドは221台と全体の26%程度でガソリンモデルが多い。相場は3月を頭に下降傾向となっている。
グレードごとの台数は以下の通り。
・1.5 ハイブリッドZ(110台)
・1.5 ハイブリッドZ 4WD(8台)
・1.5 ハイブリッドG(61台)
・1.5 ハイブリッドG 4WD(2台)
・1.5 ハイブリッドX(20台)
・1.5 ハイブリッドX 4WD(7台)
・1.5Z(86台)
・1.5Z 4WD(7台)
・1.5G(44台)
・1.5G 4WD(33台)
・1.5X(20台)
・1.5X 4WD(25台)
・1.0G(118台)
・1.0X(225台)
・1.0X“Bパッケージ”(11台)
※販売店の登録によるズレがあるため掲載総数とは合わない。
傾向をまとめると、昨今のニューモデルでは全体の50%近くをハイブリッドモデルが占めることもあるが、ヤリスの場合はエントリーカーということもあり、そこまで多くなく、ベーシックグレードとなる1.0Lの在庫が多かった。
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>>トヨタ ヤリス ハイブリッドの中古車相場をグラフで見てみる
それでは気になる価格だ。ほぼ近所の買い物の足ということであれば在庫の多い「1.0X」でも十分ではあるが、ヤリスの大きな魅力でもある「走りの良さ」を考えると、1.5Lらしからぬパワフルなパワーユニットを備え、装備と価格のバランスがいい「1.5 ハイブリッドG」をおすすめしたい。ということで、今回はオールラウンドで使うイメージで「1.5 ハイブリッドG」をトヨタのWEB見積もりで試算した。
ベーシックタイプのナビ、ETC、フロアマットやバイザーなど、一般的に選択されそうなものを最低限チョイスした結果、支払総額は「236万4930円」だった。値引きに関しては、この価格帯だと支払総額の10%いけば平均的(オプション値引きも含め)と推測し、支払総額「215万前後」が現実的だろう。
では中古車相場はどうか。支払総額安い順で並び替えすると(修復歴ありは除く)、走行距離1~2万キロのものが「200万円前後」が多数を占める。どの在庫車もナビやETCが装備されていて、追加で費用がかかることはなさそうではあるが、新車との価格差を考えるとお得感はあまりない。
またヤリスの場合、2021年のマイナーチェンジで「前車追従機能付きレーダークルーズコントロール(ACC)」がそれまでの30km/h以下でキャンセルされてしまうものから、全車速追従型、つまり停止までACCが使えるものに変更されている。このアップデートを重視する場合は、待ってでも新車を選択したほうがいいかもしれない。
相場は下がってきたものの、ヤリスにおいては納期を考えても新車を選択するほうがメリットが大きいと言えそうだ。
※すべて2022年5月初旬の情報です。
<了>
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