トヨタが世界一を奪還 輸入車年間ベスト10も
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昨年の国内の新車総販売台数は4年ぶりに500万台を突破の536万9721台、前年比27.5%増と好調だった。メーカーブランド別ではトヨタが164万6409台、前年比42.3%増でトップ、2位ホンダ74万5205台、同48.0%増、3位ダイハツ67万7171台、同23.5%増、4位スズキ67万3138台、21.7%増、5位日産65万9855台、同11.6%増と、いずれも明確な回復基調を示す結果となった。
世界市場でも日本メーカーは好調で、ダイハツ、日野を含むトヨタグループが974万8000台、前年比22.6%増で2年ぶりにトップを奪還。2位はGMグループで928万8300台、同2.9%増、以下3位VWグループ907万台、同11.2%増、4位ルノー・日産グループ(ロシアのアフトワズ含む)810万1300台、同0.9%増、5位ヒュンダイグループ712万台、同9.0%増がベスト5だった。
トヨタグループは東日本大震災やタイ洪水の影響で落ち込んでいた生産レベルが回復し、国内で35%増の241万2000台、海外でも19%増の733万6000台を売り上げ、トヨタ単体では海外販売が19%増の702万5000台と、初めて700万台に到達した。このほか、国内2位の座を奪取したホンダは世界市場でも勢いを堅持し、381万7000台、同19.0%増の8位となり、前年9位よりワンランクアップしている。
ただ自工会の需要見通しが昨年の11.7%減となるなか、トヨタも軽を含む今年の販売計画を17%減の140万台に設定するなど、厳しい市況を想定。しかし、最近の円安傾向や株式市場の上昇機運により、上方修正の動きが出てきた。昨年末にモデルチェンジしたクラウンが発売後約1カ月で月間販売目標台数4000台の6倍強となる約2万5000台もの受注を集め、さらに今秋にはカローラにも人気のハイブリッドを追加予定。No.1メーカーならでは強気の姿勢を期待したいものだ。
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