新型ゴルフ、プレミアムの民主化が始まる!
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:中野 英幸
太いCピラーと直線基調のライン。ゴルフ7はひと目見ただけでゴルフであることがわかる。変わり映えしない? 僕も写真で見たときはそう思った。しかし、新旧モデルの実車を並べてみれば、違いの大きさに驚くに違いない。前輪を40mm前方に移動し、全高を25mm下げたプロポーションは先代よりずっと伸びやかでスポーティになった。
そうはいっても、歴代ゴルフ同様、ゴルフ7のパッケージングはとても優秀だ。よくできたシート、適切な着座姿勢、スペース的なゆとりなどがあいまって、大人4人が長距離ドライブを快適に過ごせる。たとえばアルファロメオ・ジュリエッタを「エモーションのなかにファンクションを採り入れたクルマ」と評するなら、ゴルフ7は「ファンクションのなかにエモーションを採り入れたクルマ」となるだろう。ちょっとお色気が増したとはいえ、やはりそこはゴルフ。ファンクションは常にエモーションを支配下に置くのだ。
そんなゴルフを魅力的に見せているのが、信じがたいほどに研ぎ澄まされたボディフィニッシュだ。近づけば近づくほどにクオリティの高さに目を奪われる。ボディパネル間の隙間の小ささ、ボンネットフードやボディサイドを走るプレスラインの鋭利さはもはやアウディの領域。普通のメーカーなら、デザイン部門がそれを望んでも、生産部門が拒絶するだろうなと思う。鋭利なプレスラインは精度管理が難しく、なおかつそれをボディサイドに真っ直ぐ通すとなれば、高い組み付け精度を実現しないと線のズレが目立ってしまうからだ。
そんな高度な技をこれほどの大量生産車に使ってきたこと自体驚きだが、それを涼しい顔で成し遂げているゴルフ7の凜としたたたずまいには戦慄さえ覚える。美しく繊細に仕上げたヘッドライトユニット、平滑な塗装、ボディラインを壊さないよう美しい菱形に切り抜いたフューエルリッド、クロームメッキの上質な輝きなど、随所に見られるディテールへの強いこだわり、完全に1クラス上の質感を備えたインテリアもため息が出るほど素晴らしい。
しかし、さらに驚かされるのは、次ページから紹介していく走り出してから感じるプレミアム性だ。そう、「プレミアムの民主化」という言葉は単なるキャッチフレーズではない。確固たる現実としてゴルフ7のなかに存在するのである。
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