新型5シリーズ・ツーリング発表＆3月のジュネーブショーで初公開へ

ベンチマークとなるだけの実力アリ

セダンと同様にドライバー支援システムもさらに進化。衝突警告機能やシティ・ブレーキ機能を備えた歩行者警告機能、クロストラフィック警告機能、レーンチェンジ・アシスト、アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション付きレーンキープ・アシストなどを採用。ステアリング＆レーン・コントロール・アシストは210km/hまで作動する。また、BMWディスプレイ・キーで操作するリモート・コントロール・パーキングも用意され、自動運転にまた一歩近づいている。

最新のコネクティビティ技術も搭載し、アップルのCarPlayを介してiPhoneと連携するほか、ユーザーの移動プランや連絡予定、インフォテインメントの提案なども可能。リアルタイム交通情報や駐車場情報などの確認や、マイクロソフトのエクスチェンジを介してカレンダーやEメール、連絡先情報のマネジメントも可能となっている。car-to-carコミュニケーションによる危険情報の共有なども実現した。また10台のデバイスが接続可能なWi-Fiホットスポット機能も搭載している。

スタイリッシュな上級ワゴンとして世界的に人気を博す5シリーズ・ツーリングが、魅力をさらに増して登場した。メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンや、来年にも次期モデルにバトンタッチするといわれているアウディA6アバント、さらにはボルボV90など、競合モデルは多いが、ワゴンとしての商品力に加えて、走りの点においてもクラスのベンチマークとなるだけの実力を備えていることは間違いないだけに、各国で大きな注目を集めることになるだろう。