アルト ラパンが新型に うさぎキャラ路線全開!
掲載 更新 carview! 写真:荒川 雅臣
掲載 更新 carview! 写真:荒川 雅臣
2002年に登場した初代ラパンは家具やアルマイトの弁当箱のような雑貨風イメージで脱クルマキャラを演出し、若い世代の女性を中心に人気を集めた。新型アルト ラパンもほぼ全面的に初代のデザインや雰囲気を受け継いでいるのが特徴だ。
ヘッドマークやリアの“Lapin”ロゴの“i”部分にラパン=うさぎマークが刻印されるのはもちろん、新型ではさらにキーホルダーや、ヘッドランプやリアコンビランプにまで、隠しキャラ的にラパンマークが刻印され、キャラクター路線が明確になった。
また、メーター内のディスプレイにうさぎキャラクターのアニメーションやメッセージを表示できたり、インナードアハンドル部分に好きな写真や画像を飾れるフォトフレームを設けるなど、クルマのファンシー化ともいえるトライにも注目だ。
ワゴンRにも使われる新プラットフォームを採用した結果、新型アルト ラパンのホイールベースは40mm拡大し、フロントウインドーが前進するなどキャビンが拡大。室内長は先代比+170mmの1870mmになった。
また、インパネシフトの採用(初代はコラムシフト)・前席スライド量の拡大やスライドピッチの細分化・全車チルト機構の採用・前後ドア開口部の拡大など、使い勝手や乗降性なども高められている。
NA、ターボ共に低速トルクを向上させたエンジンは、新たに採用したCVTの効果もあり、24.5km/リッター(FF・NA・CVTモデル)と、先代モデル(FF・NA・4速ATモデル)の19.8km/リッターより大幅に向上。FF・NA・CVTモデルはグリーン税制に適合し、2015年度燃費基準も達成した。
タイヤサイズは先代がターボモデルのみ14インチだったのに対して、新型では全モデルが14インチ(155/65R14)に格上げされている。廉価グレードのG以外はアルミホイールが標準。新型ワゴンRから譲り受けた前後サスペンションも新しい。
ボディカラーは10色で、アイボリー、ブラウン、ブラックの3色が組み合わされる。また初代同様、XグレードにはMINIのようなホワイトルーフ仕様も設定。キューブなどにも近い初代のゆるキャラを継承しつつ、キャラ路線やファンシー色を強めた新型は目論見通り女性のハートをつかむのか? 価格は104万7900円~155万4000円。
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