新型アルト ラパンに試乗。誰にでも優しくフィットするクルマ
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:望月 浩彦
「あれ、こんな所にもウサギを発見しましたよ!」
何だか嬉しそうに語りかけてくれたのは若い女性ではなく、撮影をしている時にそばにいた男性スタッフ。3代目となって生まれ変わった新型ラパンは、先代同様にメーターの文字盤やランプの中、ボディパネルやリヤウィンドウの熱線など、あちらこちらにラパン(Lapin)=ウサギのマークが隠れているのである。
「アルト ラパン」は2002年の登場から、すでに64万台が販売されたスズキの軽自動車。どこか雑貨的で愛着がわくキャラクターが女性のハートをつかみ、20代~30代の女性オーナーの割合はなんと9割を占めていた。際立つ個性をもったモデルを市場に送りだすには、メーカーとしてはそれ相応の覚悟もいるはずだが、そのあたりは軽乗用車のスタンダードを磨き上げたアルトが幅広いニーズをフォローしている。「アルト ラパン」は女性に共感してもらえるクルマづくりに徹することができるというワケだ。
3代目ラパンは“かわいい”と感じるニュアンスを形にすることに徹底的なコダワリをみせている。先行開発担当者をはじめ、内外装のデザイナー、カラーデザイナーなど、女性チームが中心となって積極的にアイディアを出し合い、男性を含む開発陣がそれをフォロー。それは、男性独自の解釈を通してしまうことで曖昧な商品になってしまわぬように細部まで気遣われたことを意味する。
考えてみれば、女性の端くれである筆者も「カワイイ!」という言葉を頻繁に口にするが、便利な言葉でありながら、じつに多くの意味を含んでいるように思う。つまり、ラパンの開発は「カワイイの正体は一体何なのか?」を紐解くことがテーマになったはずだ。それにしても、女性向けといいながら、男性スタッフにも好印象のラパン。気さくな存在ではあるが甘過ぎず、何かすごく大切なモノが詰め込まれているクルマに映る。先ずはそのデザインに注目してみよう。
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