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魔法のハードトップ搭載 新型SLK・海外試乗!

走りはワンステージ上へ

エンジンは1.8リッター直4ターボと3.5リッターV6の2種類を設定。直4はATを5速から7速にグレードアップ、V6は7速ATのままだが直噴化することでともに燃費を向上させている。日本仕様もこの組み合わせ(SLK200とSLK350)で入ってくるが、今回試乗した4気筒モデルはターボのブースト圧を上げアウトプットを204ps/310Nm(SLK200は184ps/270Nm)まで高めたSLK250だった。

SLK250の動力性能はスポーツカーとして必要にして十分だ。街中やカントリーロード、高速道路の巡航といった日常領域ではフラットな低中速トルクを活かして力強く走り、いざ鞭を入れればトップエンドまできれいに回りきる。印象的だったのがサウンドで、先代と比べると明らかにスポーティになっている。実は、4気筒モデルには心地よい音を積極的に室内に届かせるサウンドジェネレーターが装着されていて、従来のメルセデス製4気筒とは一線を画す「フォォォーン」という小気味よいサウンドを聴かせてくれるのだ。実用領域での静粛性をほとんど犠牲にせず、積極的に踏み込んでいった時のみいい音を聴かせるという“さじ加減”も絶妙だった。

直噴化されたV6は一級品の速さをもっている。0-100km/h加速はSLK200が7秒、SLK250が6.6秒であるのに対し、SLK350は5.6秒。SLK250に対し常用域でのトルク感に決定的なアドバンテージはないが、高回転域でのパンチ力はやはり完全に上。加えて、V6らしいスムースさもSLK350の魅力だ。もっとも、現行モデルの直4とV6の価格差は184万円であり、おそらく新型も同程度の価格差になるはずだから、コストパフォーマンスを考えれば直4も大いに魅力的だ。

プラットフォームは現行Cクラスベースへと刷新されたが、フットワークの味付けは先代譲りだ。つまり、メルセデスらしい安定感と快適性を保ちつつ、スポーツカーらしい軽快なハンドリングも楽しめるということ。もちろん、ポテンシャルをグンと引き上げたプラットフォームと、20%高めたボディ剛性によって、快適度とスポーツ度の両立ポイントは大きく引き上げられている。鼻先が軽い分、直4のほうがわずかに軽快感が高いが、かといってV6が鈍重というわけではなく、S字の切り返しでもステアリング操作に忠実な反応を示してくれた。

オープン走行時の快適性は完璧! 高速道路でも不快な風の巻き込みはないし、首元を効果的に暖める「エアスカーフ」や強力な空調のおかげで、冬でも快適なオープン走行を楽しめる。マジック・スカイコントロールはクローズド時でも「オープン走行のような開放的」をもたらすが、ルーフを開け放つと、今度は「クローズド走行のような快適性」が手に入るというわけだ。

ルックス、走り、質感、快適性、燃費…新型SLKはきわめて高い完成度をもつモデルに仕上がっていた。注目の日本発売は夏頃の予定だ。

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