2000万円の最上級ミニバン! レクサス LMの販売状況は? 6/7人乗りの追加は?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 26
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 26
2023年12月下旬にも発売されることが明らかとなったレクサス「LM」ですが、販売店ではすでに予約受注が開始されているようです。
「ラグジュアリームーバー」の頭文字をとったものとされるLMは、2020年に中国で世界初公開された後、2023年4月に2代目へとフルモデルチェンジを果たしています。初代は日本国内へ導入されなかったため、LMが日本で販売されるのはこれがはじめてとなります。
国内仕様のLMは、全長5125×全幅1890×全幅1955mmという、プラットフォームを共有するトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」をもしのぐボディを持ちながら、乗車定員は4人に限定されており、その広大な室内空間のほとんどが後部座席へと割り当てられています。
>>トヨタ アルファードのカタログページはこちら
>>トヨタ ヴェルファイアのカタログページはこちら
もちろん、快適性を追求した後部座席のシートが極上の移動空間を提供してくれることは言うまでもなく、さらに、前席と後部座席はパーテーションおよび48インチの大型ワイドディスプレイによって仕切られており、プライバシーと機能性がしっかりと両立されています。
LMは、2000万円という現在のレクサスのラインナップのなかでは最も高額なモデルとなっていますが、全体の仕上がりはその名に恥じないものとなっています。
現時点では2000万円クラスのミニバンはLM以外に存在せず、まったく新しいカテゴリーの1台となっていることから、すでに販売店へは多くの問い合わせが入っているといいます。
ただ、2023年11月20日現在、意外にもLMは受注停止とはなっておらず、都内のレクサス販売店では引き続き申込みが可能です。
昨今では、話題のモデルの多くが発売後すぐに受注停止となってしまうことがめずらしくありませんが、LMに関しては、現時点で受注が停止する可能性は低いようです。
ただ、かといってLMの注目度が低いというわけではなく、「注文は受け付けているが、納期は未定」という販売方針を採っていることが大きな理由と見られます。
都内のレクサス販売店担当者によれば、「納期は早くて2024年8月以降」とのことで、現時点でも1年近く待つ必要があるようです。
一方、LMに先駆けて2023年6月に発売されたアルファードとヴェルファイアは、現時点では多くの販売店で受注を停止しています。
そうなると、アルファードやヴェルファイアを購入できなかったユーザーの一部が、LMへと流れてくることも考えられます。
>>トヨタ アルファードのカタログページはこちら
>>トヨタ ヴェルファイアのカタログページはこちら
ただ、実際の販売の現場では、アルファードやヴェルファイアとLMが競合することはほとんどないようです。
都内のレクサス販売店担当者は次のように話します。
「LMとアルファード/ヴェルファイアがプラットフォームなどを共有していることは事実ですが、アルファード/ヴェルファイアがあくまでも多人数で移動するためのクルマであるのに対して、LMはVIPの方などが快適に移動することを主目的としているなど、クルマとしての性格が大きく異なります。もちろん、価格にもかなりの差があるため、実際には両車を比較検討するお客様は皆無です」
中国などで販売されるLMには、日本と同様の4人乗り仕様に加えて、より手頃な価格の6/7人乗り仕様のものも用意されています。
ただ、日本ではアルファード/ヴェルファイアとの違いを明確にすることなどから、まずは4人乗り仕様からの導入となったようです
両車が競合していないことを考えると、この戦略は的を射たものであったと言えそうです。
一方、気になるのは、今後6/7人乗り仕様のLMが日本に導入される可能性があるのかどうかです。
LMは海外仕様も含めてすべてが三重県のいなべ工場で生産されているため、6/7人乗り仕様の国内導入自体は難しいことではありません。
ただ、すでに非常に高いブランド力を誇るアルファード/ヴェルファイアの最上級仕様「エグゼクティブラウンジ」との競合を避けなければならないことに加え、国内外のLMおよびアルファード/ヴェルファイアの販売状況も踏まえて慎重に判断する必要があるでしょう。
そのため、6/7人乗り仕様のLMが国内導入を果たすかどうかは、4人乗り仕様が日本のユーザーにどのように受け入れられるのかにかかっているといえそうです。
<おわり>
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!