新型クラウン発表。驚愕の新フロントフェイス!
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
今回で14代目を数える新型クラウンがいよいよデビューした。ネット上では正式発表前からリーク記事が流れ、大胆とも冒険的ともいえる新しいフロントフェイスが物議を醸していた。新型では、ベースグレードが先代から130万円安の410万円にまで引き下げられた“ハイブリッドモデル推し”で販売展開される。
14代目クラウンでは、アスリートとロイヤルでクラウン史上最大級の差別化が図られた。まずアスリートシリーズ(写真01~15)では、稲妻のような切れ込みが入ったフロントグリルを採用。アスリート伝統のメッシュグリルや丸形のリヤコンビランプを継承しつつ、クルマ全体でスピード感を強調した。
一方のロイヤル(写真16~30)は、アッパーグリルとアンダーグリルを一体化し、グリルそのものを“王冠”に見立てたデザインを採用し、“らしさ”を強調。リヤコンビランプはこちらも伝統の横基調をベースとしながら、より動きのあるブロックを並べている。
ヘッドライトは両シリーズともに駆けあがるようなラインを描く、LEDクリアランスランプを採用。アスリートでは差別化のためにエクステンション部にスモーク塗装を施している。
ボディは全長4895mm(先代比+25)、全幅1800mm(同+5)となるが、全高はロイヤルが先代から10mm低い1460mm、アスリートはさらに10mm、先代からは20mm低い1450mmとして低重心を際立たせている。ここでも差別化は顕著だ。
新しいインテリアでは、存在感のあるセンタークラスターに目を奪われることだろう。スイッチ類は必要最小限となり、エアコンや走行モードなどの操作は、すべて下部のTFTタッチディスプレイで行なう。また、素材感や輝度の異なるシルバーの組み合わせや、ソフトパッドとの対比によって、クラウンに相応しいモダンな空間を創りだした。
木目調パネルは、アスリートには幾何学柄入りの黒木目、ロイヤルには金糸柄入りの茶木目が用意され、シート形状もアスリートとロイヤルで異なる。アスリートではサイドサポート部の張りだしを強める一方、ロイヤルではショルダー部に幅と厚みをもたせて包み込まれるような座り心地を与えたという。
ハイブリッドモデルに搭載されるエンジンは、従来の3.5リッターV6から新開発の2.5リッター直4へと大幅にダウンサイズ。178ps/221Nmを発生し、143ps/300Nmのモーターがアシストする。さらに、新開発の電気式CVTやアトキンソンサイクル、直噴システムも次世代の「D-4S」を採用するなどして、JC08モード燃費は14.0km/Lから23.2km/Lへと大きく改善された。ちなみにこの2.5リッター直4は、直噴システムを採用したエンジンとしてはトヨタ初のレギュラーガソリン仕様だ。
そのほか、2.5リッターV6ガソリンと6速ATの組み合わせが、アスリート・ロイヤルの両シリーズに設定され(4WD仕様はこの組み合わせのみ)、3.5リッターV6ガソリンと8速ATの組み合わせが、アスリートにのみ設定される(パドルシフトをクラウンとして初採用)。
標準タイヤはアスリートが17インチ(3.5リッターは18インチ)、ロイヤルが16インチを履く。また、全車にドライブモードセレクトが標準装備され、「ノーマル・エコ・スポーツ(ロイヤルではパワーモード)・スノー・EV(ハイブリッドのみ)」をタッチパネルで選択できる。
新型クラウンには、既報のインテリジェントクリアランスソナー(ICS)やドライブスタートコントロール(DSC)、アダプティブハイビームシステム(AHS)といったトヨタ初採用となる安全装備も豊富に用意される。
価格はガソリンモデルは先代からほぼ据え置きで、2.5リッターV6搭載の「2.5 アスリート」が357万円~513万円、「2.5 ロイヤル」が353万円~505万円。3.5リッターV6搭載の「3.5 アスリート」が497万円~575万円。大幅値下げで注目のハイブリッドモデル(アスリート・ロイヤル)が、410万円~543万円。※ハイブリッドモデルは2013年1月下旬から生産予定。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
最新パワーユニットを搭載した「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ」を追加発売
TomTomがBMWモトラッドのグローバルラインナップへナビゲーションスタックの提供を発表!さらに革新的なモデルへ
日産新型「最上級3列SUV」まもなく登場! 全長5.4m級の巨大ボディ&超豪華インテリア採用! 新型「QX80」米国で発売へ
アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
アルピーヌF1のブリアトーレが、サインツ獲得に動く。ウイリアムズ、アウディとの争奪戦を展開
魔改造の夜に「Sズキ」登場!! ワニちゃん水鉄砲でエンジニアが壮絶な闘い
なぜD1グランプリ王者はレイズを選ぶ?「gram LIGHTS 57NR」をトヨタ「GR86」にセットする「Team TOYO TIRES DRIFT」を紹介します
7年ぶりにラリー・ポーランドがWRCに復帰、勝敗を分けるポイントは?【WRC第7戦開幕プレビュー】
首都高沿いの神田川がぐにゅ っと曲がる場所で「橋を撤去します」 変わる“印刷会社銀座” 都バスも経路変更
メルセデス・ベンツ、CLEカブリオレを発売
BYDが“フラッグシップモデル” EV「SEAL」発売 「ブレードバッテリー」が長い航続距離と安全性確立
アストンマーティン『バリアント』発表、745馬力のV12を6速MTで操る…世界限定38台は完売
ホンダ新型「フリード」発売 購入検討時にチェックしておきたいポイント&シエンタとの価格差は?
【よく見りゃ大変化!】発売迫る新型BMW「X3」のデザインやお買い得度を現行型と比べた
大幅改良で走りが激変「ヴェゼル」の買いは最上級「Z」の4WD。新設定ハントパッケージの評価は?
日産の新型3列SUV「インフィニティQX80」が米で7月発売決定。打倒レクサスLXとして日本導入ある?
本当にスポーツタイヤ!? グッドイヤーの新作「アシンメトリック6」は静かで軽い“摩訶不思議”な万能選手だった
続々PHEV化で完成するレンジローバーの唯一無二の世界観。その裏で過激なV8モデルも準備中!?
BYDの新型セダン「シール」は乗るとどう? 中華高級EVのガジェット感とコスパは日本で通用する?
アメリカ人がマツダ車を“発見”した? 「CX-70」ほか軒並みセールス絶好調の背景とは
もう待ちきれん! 新型「フォレスター」いつになったら発売される? eボクサーはどうなる?