ディーゼル人気＆ミニバン市場の拡大続く【ボディタイプ別売れ筋】

セダン：クラウンが大幅に伸長

セダン市場は計1万9301台で、市場シェアは前年比0.5ポイント増の10.2％となり、3ヶ月ぶりにステーションワゴン市場を上回った。市場拡大の大きな要因は、10月1日に実施された「トヨタ クラウン」の改良。クラウンはこれにより前月比69.4％増と大きく伸びて、6ヶ月ぶりに首位に返り咲いた。ちなみに2012年12月の現行型のデビューから3年目に施された今回のマイナーチェンジでは、デザインが一部変更され、2リッター直噴ターボエンジン搭載車が新たに追加された。

前月首位だった「トヨタ カローラアクシオ」は、順位こそ2位に転落したが、3500台の販売台数は3位以下を大きく引き離しており、順調といえるペースを保っている。3位は「ホンダ グレイス」。4月以降はずっと3位のポジションに居座り、安定した需要を確保してきたが、10月は4位との差が約200台にまで狭まっており、おちおちしていられない状況になってきた。

4位「トヨタ プレミオ」はここ1年ほど改良を実施していないが、それにもかかわらず安定した人気で、グレイスにプレッシャーを掛け続けている。5位には「マツダ アクセラ」がランクイン。8月末に安全装備を充実させるとともに、ガソリンエンジン車の燃費を向上させる改良を実施し、9ヶ月ぶりにこの部門でトップ5入りを果たした。