XC60、直4ターボのT5に、R-DESIGNを追加
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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よって四の五の言わない。いきなりT5 R-DESIGNの美味しさを解説するとその上質さとコストパフォーマンスに尽きる。というのも一連のR-DESIGNは、ざっと内外装に手を加えて、足回りもイジった一般向けゴージャス仕様。しかもその“R”はレーシングの頭文字ではなく、洗練を意味するリファインメントのRだから、エアロパーツのテイストにしろキツ過ぎずほどよく上質なのがウリ。実際、半分メタリックなサイドミラーや専用レザーを使ったシート、デュアルタイプのテールパイプにしろセンスがよろしい。
走りの方もノーマルより10%固めた足回りや、10%クイックにしたステアリング、20インチのタイヤ&ホイールなどが中心で、ヤリ過ぎてないのが特長。普通の街のボルボ好きでも十分満足できるものなのだ。
ところが既にあるR-DESIGN系は、元々ハイパワーな304psの3リッターターボのAWDモデル、「T6」にしか設定されてなかった。T6はベース車からして619万円とそれなりで、25万円分のR-DESIGN装備に20インチアルミホイールやセーフティパッケージをパックしたT6 R-DESIGNは679万円と、おいそれと手を伸ばしにくい価格。
ところがT5 R-DESIGNはエコでほどよいパワーの2リッター直4のFFモデル「T5」ベースだから元が499万円とお安く、しかもT6と同等のR-DESIGN装備は+10万円相当に値下げされ、さらにT5ではOP扱いのレザーシート+40万円まで装着。もちろん20インチアルミホイールも付いて569万円となかなか。
事実上のお買い得モデルと言っても差し支えない。遂にXC60も本気で売る体制を取ってきたのであーる。
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