【言わんこっちゃない!】世界でEVの逆回転始まる! 中国の弱点を攻めるトヨタの粘り勝ち
掲載 carview! 文:編集部 273
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では、トヨタの今後はというと、実は世界で最も電動化戦略に成功したメーカーと言われるようになるかもしれない。
もちろん、トヨタには国内で軽BEVを大量に売る計画はないが、その分BEVにHVやPHEVを組み合わせたグローバルな販売戦略が、時代の変化にジャストフィットしそうなのだ。
ポイントとなるのは、BEV導入に一番熱を上げていた欧州で漂い始めている方針転換の気配。
この主因は安価な中国製BEVの大量流入に、名だたる欧州メーカーが太刀打ちできなかったことだが、結局、バッテリーとモーターさえ用意できれば生産できるBEVは市場参入の技術的ハードルが低く、生産コストが低い中国メーカーとの差別化が現時点では困難だったのだろう。
その意味で、エンジンとモーターの協調に高い技術が求められるHVやPHEVは中国メーカーの参入が難しいうえ、日本車が最も得意とする分野。
BEVが中国との関係でアウトでも脱炭素化は不可避だから、今後はHVやPHEVに脚光を浴びる可能性は高い。
そして、そのとき最も恩恵を受けるのは世界で初めてHVを市販化したトヨタになるのはほぼ確実だろう。
既に今期4.5兆円の純利益を見込むトヨタが、今後どこまで儲けを拡大するのか想像もつかないが、一時先行き不安視された日本の製造業に再びスポットライトが当たりそうなのは、日本人として安心材料となるだろう。
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<終わり>
<写真:トヨタ、日産、ホンダ、レクサス、三菱、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、テスラ、BYD、VW、シュコダ、ロータス>
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