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次世代レグノGR-XT 静粛性とエコ性能へ

3Dヘルムホルツ型消音器とは?

レグノGR-XTの外観上の特徴は、5リブの左右非対称パタン・左右非対称形状。太い横溝をほとんど持たない典型的なリブデザインで、いかにも静粛性の高そうなパタンとなっている。

これに加え、リブにつけられた切れ込みに新型レグノの大きな特長がある。この切れ込みは3Dヘルムホルツ型消音器と呼ばれるもので、東京大学 生産技術研究所 応用音響工学研究室との共同研究によって開発された。GR-9000のサイドブランチ型消音器に比べ、より多くの消音器を設置することが可能になり、GR-XTでも4本すべての縦溝に配置されている。

静粛性でとくに力を入れたのは音の変化量だ。たとえばフラットでノイズの少ない良好な路面からザラついた粗い舗装路面に入ったときなど、ノイズの絶対値ではなく変化量によって、人はうるさいと感じる。そこでノイズが大きくなる粗い路面での静粛性を高めて、そんな路面を走っても静かに感じられるようなチューニングを行っている。

他にもトレッドのイン側に施した3Dノイズカットデザイン(極細溝)や、従来から使われているサイレントACブロックやPEN(ポリエチレンナフタレート)を使ったノイズ吸収シートなど、静粛性技術をフルに搭載している。

転がり抵抗に関してはエコピアで開発した技術がベースになっており、分子構造設計技術であるナノプロ・テックによってコンパウンドにシリカを均一に分散させ転がり抵抗低減とウエットグリップを両立を図っている。ラベリングでAを取得している転がり抵抗を具体的に示すと、先代GR-9000に比べ20%低減していることがわかる。同じく通過騒音も1.5dB低減し、静かさとエコ性能を両立させている。

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