発売1ヵ月で1万台受注! レクサスHS250hに試乗
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
重みのあるドアを開け、運転席に収まると、いままで見たことのない斬新なインテリアが目に飛び込んでくる。センタークラスターを手前まで伸ばし、そこにコンパクトなATセレクターを置くというアイディアはプリウスと共通する。しかしプリウスがダッシュボードとの一体感を重視しているのに対し、HSはセンタークラスターをダッシュボードの上に重ねて置いたような「フローティング形状」になっている。また、センタークラスターの角度もより水平で、もっともアクセスしやすい部分にはRXから採用されている「リモートタッチ」コントローラーが置かれている。
リモートタッチは、いまもっとも使いやすい操作デバイスだ。トヨタは基本的にタッチパネルによる操作を推進してきた。いちいちメニューを呼び出さなくても様々な機能を呼び出すことができ、なおかつ直感的に操作できるのがタッチパネル式の長所だ。しかしその一方で、タッチパネル式は液晶モニターを手が届く範囲内に置く必要がある。メルセデスやBMW、アウディがタッチパネルを採用していないのは、液晶モニターをできるだけ遠くに置き、運転中の視線移動量を少なくするのが目的である。しかしその副作用として、操作には一定の慣れが必要になるのも事実。
その点、リモートタッチは、タッチパネルと同じ操作ロジックを維持しつつ、液晶モニターを遠くに置くことを可能とした。スティックを動かすとそれに連動して画面上のカーソルが動き、求める場所でサイドボタンを押す。これが、液晶モニターを指先でタップするのと同じ意味の動作となる。しかもカーソルが液晶モニター上の機能選択ボタンに近づくとモーターによってスティックにクリック感を伝えてくるため、正確かつ直感的な操作ができる。タッチパネル式の操作に慣れている人なら、すぐにでも使いこなすことが可能だ。しかも液晶モニターは視線移動量の少ない理想的な位置にあるのだからこんなに嬉しいことはない。レクサスだけでなく、他のトヨタ車にもどんどん採用して欲しいアイディアである。
全長4.7mのFFセダンだけのことはあり、後席スペースは広大だ。大柄な大人4人でも楽に寛げるし、ルーフが高い分、乗降性もいい。大きなバッテリーを積むハイブリッドの泣き所であるトランクスペースについても、9.5インチのゴルフバッグが4個入る。後席背後にバッテリーを積む関係でトランクスルーはできないが、これだけの容量があれば実用上問題はない。そして何より嬉しいのは、前述した豊富なカラーバリエーションに加え、精巧な操作感をもつスイッチ類やスムースに開閉するフタもの、目の揃った美しいステッチなど、HSのインテリアがレクサスバッジに相応しい質感を備えていたということだ。
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