【WRX S4ではありません!?】スバルが公開した謎の4ドアセダンの正体とは?【S耐富士24hレース】
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:SUBARU、編集部 4
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駆動系に関しては、スバル伝統の「シンメトリカルAWD」を採用するが、気になるのは本井氏の「バッテリーEVにも活かせるような駆動系を作っていく」という発言。
「BEVはすごく緻密に色々な制御ができる。その先行開発をこのクルマでガッチリやろう、それが1つ。それから、BEVになるとクルマが大きく重くなるので、より大きくて重いクルマで、四輪を使って効率的に走るということをこのクルマで突き詰めていければ、スバルらしいBEVが作れると確信してやっている(本井氏)」
つまりこの車両は、スバルの持つ「水平対向ターボエンジン」と「四輪駆動制御」という2つのアセットを、レースの現場でアジャイルに進化させ、いち早くユーザーに届けるという使命を担っているというわけだ。
今回の富士24hレースで「BRZ」は勇退。フロントサスペンションのクロスメンバーを新造するなど、最後までアップデートをやめなかった。
「24時間(レース)にとって何が1番いいんだろう、というのをチームみんなで決めて、その仕様を織り込んで、さらに新しいアイテムも投入して絶対ノーミス走り切ってやろう、そんな意気込みでチャレンジしている(本井氏)」
気になるGR86とのガチンコ対決の行方は、BRZの勝利。スバルが最後に一矢報いたカタチとなった。なお、BRZでの挑戦はここで一区切りを迎えるが、S耐で開発されたものが7月14日に開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」でユーザーにお披露目されるそうだ。
レースで揉まれたエンジニアが必死に作ったモノが市販車にフィードバックされ、それが我々ユーザーが買うクルマへと繋がる。人もクルマも進化し、ユーザーが歓べる好循環がS耐では生まれている。
(終わり)
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