思いやり機能満載のeKスペースはママの味方
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:中野 英幸
33の思いやり機能の3つ目にくるのは、意外かもしれないが「広いガラスエリアの運転視界」である。3つ目どころか、そこから14番目までがほぼ運転しやすさや安心感につながる機能だ。開発者の布野氏に話を聞いたときにも、「運転が苦手な人にもリラックスして乗ってもらえるよう、視界の良さや走りのフィーリングにはとことんこだわった」との言葉が印象的だった。もっとタイヤ空気圧を上げるなどして低燃費トップを目指すことはできたが、それをやると走りの面での良さを犠牲にしてしまうため、やらなかった。宣伝文句にはなるがユーザーへの実際の恩恵は不確実な燃費数値ではなく、ユーザーが良さを実感できるほうをとったという。
その言葉通り、試乗してみたフィーリングはとても良かった。運転席に座った感覚からして、eKワゴンより高いヒップポイントや、大きなガラスエリアで周囲が広く見渡せる。インパネは大きなタッチパネルが中央に置かれ、すっきりとしたスイッチ類でわかりやすい。一部グレードには、マルチアラウンドモニターやリヤビュー付きルームミラーがあり、死角対策もバッチリだ。
パワートレーンは自然吸気とターボに、副変速機付CVTを組み合わせるeKワゴン共通のものだが、eKスペース専用のエンジンチューンとCVTの制御を施し、20~40km/hあたりのトルクを強めて日常域での乗りやすさをアップしている。自然吸気モデルには、アイドリングストップやエネルギー回生機能も搭載され、誰でも無理なくエコドライブができる。
走ってみてまず感じたのは、ボディのシッカリ感が高く、カーブを抜けていく時でもグラグラとした不安感がないことだ。サスペンションは基本的にeKワゴンと同様のシステムながら、バネとダンパーを専用チューニングし、スタビライザーが自然吸気にも標準装備されたことで、安定感が高まっている。
加速フィールは自然吸気に3人乗車でも、平坦路では何の不満もなかった。坂道などで少し強めに踏むとエンジン音が騒がしくはなるものの、それほど非力さを感じずに登っていく。このクラスの走りではスペーシアが一歩リードしていたが、それに並ぶ頼もしさを感じた。ターボともなると、一般道では余裕があるほどで高速道路も快適。リヤシートの乗り心地も、ライバルと比べてトップレベルの良さを感じた。
実は、eKワゴンでジャーナリストやユーザーから受けた指摘に対し、ひとつひとつ改善を心がけながら開発を進めたというeKスペース。そうした真摯な姿勢も、eKスペースの出来映えにしっかり響いていると実感した。
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