ボディ拡大&フツー化した新型MINIクラブマン、走りはいかに?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:BMWジャパン
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つまり新型クラブマン、Cセグメントサイズに成長したプレミアムコンパクトに相応しい乗り味を実現しながら、単に快適なだけのクルマに落ち着くことなく、MINIの名に恥じないスポーツライクな感触も確実にキープしたクルマに仕上がっている、といえる。
ということは、家族の成長に伴ってこれまでのMINIにサイズ的な不満を感じ始めていたユーザーや、MINIに興味はあるがこれまでのモデルは小さ過ぎたという、メーカーが想定するゾーンの人々には、まさにピッタリのクルマが送り出されたといえようか。
その一方で、MINIはやはりBセグメントサイズのプレミアムカーにとどまって欲しいと願う僕のようなユーザーには、その出来のよさは認めるものの、新型クラブマンは素直に飛び込みにくいクルマではある。
いずれにせよ、いわゆるニューMINIが誕生したときからその萌芽はあった、MINIとはブランド名であって正確にサイズを示す表現ではないという傾向が、新型クラブマンの登場によっていよいよ顕著になったのは間違いないところだ。
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