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2015年、世界は自動化というパンドラの箱を開けた【2015総括&2016展望】

2015年、世界は自動化というパンドラの箱を開けた【2015総括&2016展望】

トヨタ「Highway Teammate」の自動運転の模様。(写真:トヨタ自動車)

人にもマシンにも100%を求めない心が大切

3年ぐらい前まで、先進ブレーキは「被害低減ブレーキ」と呼ばれていた。あくまでも人間の「補助」であり「支援」だった。しかし、それは去年か今年あたりからハッキリ「自動ブレーキ」と呼ばれるようになった。この違いはデカい。人を頼らない先進技術の可能性を一般社会が認め始めた証拠だからだ。

人間はもちろん完璧じゃない。しかも、一部のマシンは確かに人の能力を超えている。機械は24時間疲れずにピークパフォーマンスを保てるし、一部センサーは人間の耳や目の能力を超えている。上手く行けば、チェス競技でコンピュータが人のチャンピオンに勝つように機械は人間に勝つ。そして実際にその戦いを、公道をステージとして来年から始めると自動車界は宣言してしまったのだ。ある種、パンドラの箱が開けられたようなキブンだ。

これから運転という人の命がかかったステージにおいて人とマシンの性能競争であり、戦いが始まる。これは物凄いことだ。2016年以降こそが、本当の報道であり、僕らの存在意義が問われる時かもしれないと考えている。

その時大切なのは、冷静に人に対してもマシンに対しても100%を求めない心だ。特にマシンに100%を求めたら、この試みは失敗する。人より少しマシならいいじゃないか…と常に判断できていれば上手くいくと思うのだが。

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