テスラ モデルSで仙台 3名乗車で何Km走る?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
ゴールに設定していたウェスティンホテル仙台に到着した時点で、トリップメーターに表示されていたのは372.4kmという数字。しかも、残り航続可能距離はまだ84kmも残されていた。
これが3人乗車での結果だということも忘れてはいけない。ペースにしても使い勝手にしても、まったくガマン不要で、モデルSはこれだけ走るのだ。
さて、このウェスティンホテル仙台をゴールとしたのは、ここにテスラのハイパワーコネクター充電器が設置されているから。テスラはロードスター導入時から独自で充電インフラの整備を続けており、すでに全国に30箇所以上の公共施設に導入が完了している。残量にはまだ余裕があったが、一応ここで充電しておきつつ、乗員も昼食へ。1時間ほどで戻ると、すでに航続可能距離は90km近くも上乗せされていた。
その後で向かったのは松島海岸。せっかく仙台まで来たついでに、日本三景の松島を眺めようと考えたのだ。戻ったのは結局夕方。しかしモデルSは、まだまだ走りたりないようにも見える。乗員の方も同様だ。このクルマはやはり疲れが少ない。すぐにもう一度往復することすら出来そうだったほどだ。
今までの試乗の機会は都心部が中心だったが、それでもモデルSの完成度の高さは十分に感じていたつもりだった。しかし今回、長距離の走行を経て、その実力に一層感銘を覚えることになった。そもそも、EVでこれだけの距離を走れるというだけでも十分唸らされるのだが、走行距離が伸びるほどに高まるEVならではの歓びがあると知ったことも大きな収穫だったのである。
できれば、またこのモデルSで遠くまで足を延ばしてみたい。今また、そんなことを想っている。
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