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アウディA6の改良新型。デビューから4年を経た熟成と進化のポイントは?

アウディA6の改良新型。デビューから4年を経た熟成と進化のポイントは?

写真は2.0 TFSI クワトロ

マトリクスLEDヘッドライトなどでより魅力的に

今回、売れ線の2.0TFSIクワトロセダンに短時間ながら試乗した。発売から数年たったドイツ車は、登場当初のモデルに比べ、カタログに記すスペックに違いが見られなくても熟成が進んで、いろんな面で改善されていることが多い。思い込みかもしれないが、だとしてもほとんどの人が必ず思い込むからホントに変わっているのと一緒。今回のA6では、ステアリング・フィールにそれが表れていて、よりしっとりとした方向に改善されていた。

ただ、ノーマル、Sラインともに、一般道を流すペースで走った際の乗り心地は、ドライブセレクトをコンフォートにしてもややハードに感じられた。個人的にはもっとソフトな足まわりを好む。ただし距離にしてわずか10km程度の試乗による印象なので、次に乗ったら違うことを書くかもしれない。

エンジンの変更について。“シューンと上までスムーズに回るエンジンの心地よいフィーリング”という、ただその一点のみにおいて、以前のV6を恋しく思う瞬間もあるが、明らかに力強い加速を味わえば、そのセンチメンタリズムは吹き飛ぶし、実際の燃費向上も期待できるので、どう見てもこれは改善だろう。マトリクスLEDヘッドライトの機能も見た目も魅力的。現行A6一番の買い時がやってきたという感じだ。

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