Cクラス第三のバリエーション、新型Cクラスクーペにスペインで試乗
掲載 更新 carview! 文:Kimura Office/写真:ダイムラーAG
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ストレートでは「ブロロロ~」とワイルドなV8サウンドを奏でながら猛烈な加速を見せ、コーナー手前の減速ではハイパフォーマンス・コンパウンド・ブレーキング・システムが優れたコントロール性を披露する。そしてステアリングを切り込むと、ヘアピンからハイスピードコーナー、シケインまで、思った通りのライン取りが可能なのだ。
しかもその振る舞いは神経質なものではなく、たとえ立ち上がりでリアがスライドし始めても、とてもコントローラブルなので、安心して攻め込むことができるのである。直接比較した訳ではないが、このクラスのハイパフォーマンスカーでは最も運転しやすく、そして豪快な雰囲気を持ったモデルと言えるだろう。
最後に、このAMG C63 Sクーペで、市街地やワインディング・ロードを140kmほど走ったのだが、その圧倒的なパフォーマンスとは裏腹に、ごく低速域での扱いやすさや、荒れた路面での乗り心地も、極めて高いレベルにある事が確認できた。毎日の足としても全く問題無く使えるレベルの快適性を備えており、長距離ドライブもとても快適だ。
燃費性能も100kmあたり8.6リッター(およそ11.6km/リッター)と、500ps超の高性能モデルとしては十分に良好と言える。おそらくそれほど多くはないだろうが、ファーストカーとして購入しても全く問題無いだろう。
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