新型レガシィ撮り下ろし 5代目は全方位で変化
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
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新型レガシィが国内発表された。5世代目もB4、ツーリングワゴン、アウトバックの3ボディをラインナップする。スバルの屋台骨とも言える基幹モデルはどんなコンセプトのFMCを行ったのか、詳細を見ていこう。
ボディサイズは下記のとおり。
・ツーリングワゴン 全長4775(+95)×全幅1780(+50)×全高1535(+65)mm
・B4 全長4730(+95)×全幅1780(+50)×全高1505(+80)mm
・アウトバック 全長4775(+45)×全幅1820(+50)×全高1605(+60)mm
カッコ内は先代比値で、ツーリングワゴンとB4で2750(+80)mm、アウトバックで2745(+75)mmとなるホイールベースも含めサイズは大幅に拡大し、アコードやアテンザと肩を並べた。特にセダンでも1500mmを越える全高でリアシート周りの居住空間を改善する。それでもツーリングワゴンとB4は北米仕様よりフェンダーの張り出しを押さえた国内向けボディで、全幅1820mmのアウトバックのみが世界共通ボディだ。
プラットフォームは新世代のSI-シャシーにスイッチし、リアサスはマルチリンク→エクシーガから採用されたダブルウィッシュボーンに、フロントストラットも新設計、エンジンマウント形状はボディ直付け→スバル1000以来の変更でゆりかご形状のクレードルフレームを採用するなど、気合の入った大手術を受けている。
デザインも大きく変わり、誤解を恐れずに言えば一目でレガシィとはわからないほどだ。アイコンのサッシュレスドアとブラックアウトされたDピラー(ワゴン系)を廃止して、ボディ同色のDピラーと一般的なサッシュドアを採用した。このためセダンボディのB4ではリアドア開口部が広がって乗降性が改善している。
ホイールアーチはマツダ車のように円弧を描く。また、アウトバックのルーフレールはビルトインタイプであっさりとした印象になり、より都会的なイメージでハリアーなどのCUVユーザー層も狙うという。
パッセンジャー重視になったインテリアもガラリと雰囲気を変えた。新設計のシートは大型化し、左右席間で30mm、前後席間で68mm拡大。また特に後席空間の開放感が高められている。電気式パーキングブレーキも採用された。
エンジンは先代の主力だった2.0リッターエンジンが落ちて、ボクサー4が2.5リッターNAと2.5リッターターボ、ボクサー6が3.6リッターNAの計3本立て。最もハイパワーな2.5リッターターボは285ps/6000rpmと35.7kgm/2000-5600rpmを発生、2.5リッターNAは170ps/5600rpmと23.4kgm/4000rpmを発生、アウトバックのみに用意される3.6リッターNA(ボクサー6)は260ps/6000rpmと34.2kgm/4400rpmを発生する。
トランスミッションでは2.5リッターNAモデルと組み合わされる自社開発CVTのリニアトロニックに注目。アウディと同じチェーン式で、一般的なスチールベルト式よりプーリーを小型化でき、燃費に効果的なギアレシオ拡大が容易になるなどのメリットがある。また、2.5リッターターボの5速ATはインプレッサSTI用を、6速MTは先代レガシィの5速MTに1速プラスした新型が用いられるなど、エンジン以上に手が入った。
こうした大幅改良は、開発三本柱のひとつが燃費ということも大きい。他にもオルタネーターの能力UP、可変容量エアコン、フリクション低減、ハイギヤード化、停止時にニュートラルに入るNコントロール(5速AT、CVT)などが施され、燃費は2.5リッターNAで14.0km/L、ターボで12.0km/Lと改善。600cc排気量を拡大したボクサー6は10.0km/Lに留まるがレギュラー仕様化された。また、SIドライブはIモードがデフォルトになった。
価格はツーリングワゴンが236万2500円~343万8750円、B4が220万5000円~328万6500円、アウトバックが267万7500円~370万1250円。月販目標台数はシリーズ全体で3000台。
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