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高齢者のペダル踏み間違え事故はクルマにも原因がある。左ハンドル推奨論も間違っている

高齢者のペダル踏み間違え事故はクルマにも原因がある。左ハンドル推奨論も間違っている

写真:baona

右ハンドルのコンパクトカーはペダル配置が不自然

ペダル踏み間違えが頻繁に起きるのは圧倒的に駐車場だ。コンビニに突っ込んだり、コインパーキングではクルマが急に飛び出す事故やヒヤリ&ハットが多い。バックで駐車するときは身体をねじってペダルを操作するため、足の位置がずれやすいのだ。

ITARDAレポートでは特に右へ振り向いてバックするとき、右足が右方向にねじられることが報告されている。高齢者の場合は身体が硬くなっているのでねじられる度合いも大きく、ブレーキを踏むべきときに右側のアクセルを踏んでしまうわけだ。

実は、プロのドライバーでも安心してブレーキペダルを踏めないクルマが少なくない。右ハンドルのコンパクトカーはスペースの制約から、フロントタイヤのホイールハウスがキャビン側に侵入しているので、(一番右側の)アクセルペダルが左にオフセットしているクルマが多く、特に軽自動車は典型的だ。アクセルペダルが左にオフセットすると、その影響で隣のブレーキペダルは身体の中心よりも左にオフセットしてしまう。ドライバーは“左にオフセットしたブレーキペダルを右足で踏む”という不自然な操作を強いられることになる。

ペダル配置の良し悪しは簡単にチェックできる。自分のオヘソの真下よりも右にブレーキペダルがあるのが、正しいペダル配置のクルマだ。あなたのクルマはどうだろうか?

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みんなのコメント

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  • 2020/7/31 08:42

    違反報告

    「ペダル踏み間違え事故はクルマにも原因がある」という記述は的確です。ただ「高齢者」とは切り離した方がよいと思います。踏み違え事故の本当の原因、有効な対策をこちらのページにまとめてあります。ぜひご一読ください。

    踏み違え事故をなくす会
    http://www.stop-fumichigae.org/
  • 2021/9/25 14:44

    違反報告

    大型特殊、車両系建設機械、フォークリフトなどの免許・資格も持っているが
    これらのペダル配置は様々で装輪車と装軌車でも違う
    装輪車はまだ一般の自動車に近いが、装軌車はまったく違う
    重作業時にはブレーキとアクセルを両方踏むこともある
    左右に作業用レバーがあって両手両足を使ってもまだ足りないと思うときもある
    これらに比べれば、乗用車のペダル配置ぐらいで踏み間違えをするような人はそもそも運転適性がないと思う

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