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メルセデスAMG、C43の改良モデルを本国で発表。エンジンをハイパワー化

独メルセデス・ベンツは6月20日、「メルセデスAMG C43 4MATIC」シリーズのマイナーチェンジモデルの詳細を発表した。

C43シリーズは2015年の発表以降、メルセデスAMGブランドの成長にもっとも大きな貢献をしたという重要モデル。そのため今年3月のジュネーブショーではセダンが、それに続くニューヨークオートショーではクーペおよびカブリオレが相次いで発表された。

マイナーチェンジにおけるトピックは、搭載する3リッターV6ツインターボエンジンの出力が従来比プラス23hpの390hpにまで高められたこと。これにより0-100km/h加速タイムは4.7秒を達成。なお最高速度はリミッターにより250km/hに制限される。組み合わされるトランスミションはAMGスピードシフト TCT 9Gだ。

ハイパワー化に対応するため、ドライブモードを選択可能な「ダイナミックセレクト」には、雪道など低ミュー路専用の「スリッパリー」モードが新たに追加された。なお4WDシステムの前後トルク配分は基本31:69に設定され、FRに近いダイナミックなハンドリング特性を実現している。

エクステリアも各所に手が入れられ、ラジエーターグリルがツインルーバータイプへ刷新されたほか、フロントエプロンの左右にフィンが入り、より力強いデザインとなった。もちろん、このフィンは前方からの気流をコントロールする機能を果たす。また、新デザインのホイールも空力性能の向上に一役買っているとのことだ。

インテリアでは、AMGモデル専用グラフィックが用意される12.3インチフルデジタルメーターパネルや、ヘッドレスト一体型のスポーティなAMGパフォーマンスシートがオプションで選択可能となった。また、ステアリングホイールがタッチコントロール付きの新デザインへ変更されたこともニュースだろう。

新型C43シリーズは、ハイパフォーマンス志向の顧客に向け、セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの全4種のボディタイプが用意される。日本への導入については、従来モデルが販売されていたことから、改良モデルが導入されるのは確実だろう。手頃なサイズ感で高性能を手にしたいユーザーにとって要注目の存在となりそうだ。

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