スバルを満喫! XV、インプレッサ、WRX S4&STIにイッキ試乗
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
2リッター水平対向4気筒エンジンは高回転域までスムーズに回るし、サウンドも静かなので、高速クルージングは得意種目だろう。一方、1430kgの車重に対して150psと20.0kgmを発生するから、動力性能は実用上まったく充分だが、ターンパイクの上りなどで瞬間的なパンチが欲しいときなどには、若干物足りなく感じることもある。だから、もうひと回り上のパフォーマンスが欲しいなら、ハイブリッドを選ぶ手がある、ということだろう。
というわけでスバルXV、僕が想像していた以上のクルマだった。あの快適な乗り心地と滑らかなドライビング感覚なら、普通のセダンやハッチバックでは物足りない、あるいはたまにはオフロードに足を踏み入れてみたい、という軽度なSUVユーザーにも違和感なく乗れる、洗練された魅力的なクロスオーバーに仕上がっていると思った。スバルの運転支援システム「アイサイト」もさらに進化していたが、それについては別項を参照されたい。
ちなみにXVのユーザー年令は、試乗したポップスターの場合、40代が28%と最も多く、23%の30代がそれに続くというが、通常のXVでは21%の40代に続くのは20%の50代と、中高年のユーザーが多いのが、そのキャラクターを示しているように思える。一方、最近10ヶ月ほどの期間の販売実績では、およそ45%がハイブリッドだというから、多少高くてもパフォーマンスと燃費の両立を求めるユーザーが半数近くいる、ということだろう。
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