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清水和夫、F700に試乗 究極のガソリンエンジン

サファリラリーで新聞が読める

究極のガソリンエンジンはどんなパフォーマンスなのだろうか。約400Nmもトルクがあるから、Sクラスのボディをグングンと加速させる。7速トルコンATとのマッチングもよく、1.8リッターのエンジンとは思えないトルク感だ。V6の3.5リッターエンジン以上のトルクには驚かされた。

このF700は環境技術だけではなく、未来の自動車に必要なアイディアも織り込まれている。その一つはアクティブ・サスABCをさらに進化させた「空飛ぶ絨毯」だ。ヘッドライトから赤外線ビームを路面に充て、路面の凹凸を検出する。タイヤが突起物にさしかかる直前に、アクティブ・サスを制御するので、すばらしい乗り心地が可能だ。実際にデモしてもらったが、電話帳くらいの大きさの突起を乗り越えても、週刊誌を踏んだくらいにしか感じない。まさに不思議な感覚だ。これならサファリラリーを走っても、後席で新聞が読めるだろう。

ハイテクと人間との関係をシンプルにするインターフェースも面白い。高齢者(40~60歳)ドライバーの視力低下を考え、メーター本体はダッシュボードの奥深くに配置し、鏡を使って反転させながらダッシュボードに映し出すのもメルセデスらしい。こうした仕掛けのおかげで被写体までの距離が稼げるので、目の筋肉の動きが少なくてすむ。

ますます複雑になるカーナビの機能も、コマンド・システムによって簡単に使いこなすことができる。まるで「2001年宇宙の旅」にでてくるコンピュータ「HAL 9000」のように、F700のディスプレイには「グローリア」というブロンドの女性が登場する。シリコンバレーのメルセデスの研究所で生まれた「グローリア」は、音声でインタフェースしてくれる。F700ではこのシステムをSERVO-HMI:(new communication between man and vehicle)と呼んでいる。

●後編=「メルセデスのハイブリッド&EV戦略を読む」へ続く

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