これぞ86の超正常進化 限定86台のスペシャル
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
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後はなんと言っても走り。乗り込むなり相変わらず水平対向エンジン車らしい低い着座位置に納得。まず6MT仕様に乗ったが、撮影時の雪融け道もあっていきなりヤル気全開! 道に出るなりちょっとドリフトだ。GTの純正LSDもあってリアがグイっと滑るのだが、それだけじゃない。
利いてるのはエンジンで、自慢のスバル製2リッター水平対向4気筒は自慢のスーパーチャージャーでピークパワーが32ps増加し232psに上がり、発生回転数も6400rpmに下がっているがポイントはさらに別。ピークトルクが8kgm近くも上がり、28.4kgmに強化された上、発生回転数が3600rpm! まさに常用域でドカンと力が盛り上がるから超エキサイティング。イージーかついつでもナイスパワーが味わえるのだ。
これはワインディングはもちろん、高速でも驚くほど楽しい。詳しくは書けないが、今までパワー不足で物足りなかった領域まで伸びる伸びる! それも1000rpm付近はさすがにパワーは薄いが1500rpmからリニアにトルクが盛り上がってまずは4000rpm! そこから7000rpmまでイッキに伸びる。
もちろんターボみたいな底なしの伸び感はないが、スーパーチャージャー独特の♪ミーンというメカニカル音と一緒に力強く伸びる。ホント、高速でこんなに楽しい86って今まであったんだろうか? ハンドリングも高速で驚くほどヴィヴィッドで、全然疲れないで長距離移動が可能だ。
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