ボルボ V60がじわじわ売れているのはベースグレードの凄さにあるのでは疑惑
掲載 更新 carview! 写真:編集部
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ナッパレザーシートに座って、センターコンソールからちょこんと生えたきらびやかなスタートスイッチをひねると、試乗車のバッテリーには充電が50%ほど残っているため、エンジンは目覚めませんが、デジタルコックピットや9インチのタッチ式センターディスプレイがONになります。
ツインエンジンのインスクリプション専用となる、ハンドメイドのクリスタル製シフトレバーを操作して試乗スタート。ドライブモードは5つありますが、エンジンとモーターを状況に合わせて効率よく使い、燃費を最大化してくれる基本の「Hybrid」モードで走り出します。
近くのICから首都高速に乗ってみましたが、感想としては、とりあえずやたらと速い。そして、やたらと安定しています。遮音性が高く、車内はとても静かなので、スピードが出ているのに、車内はいたって平和そのもの。
モーターのみのモードや、パワフルなモードなども試しましたが、どのモードも安定していて速いので、正直1時間に満たない時間の中で、編集レベルの走りでは違いがよくわかりませんでした。アクセルを強く踏み込まない限り、65km/hまで電気駆動のみとなるそうなので、実際オーナーになれたとしたら、「Hybrid」モードに入れっぱなしになりそうです。
サスペンションは最近のボルボの傾向に沿って引き締まった硬質な乗り味ではありますが、腰にズンズン響くようなマナーの悪さはありません。どちらかと言うと気になるのはブレーキのフィーリングで、ハイブリッドの回生ブレーキとの兼ね合いなのか、ブレーキを踏み込む量や強さに沿わない効き具合が気になる場面はありました。
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