C-HRやインプレッサなどが好調。VWも上昇気配【マーケット概況・1月】
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1月の乗用車(軽乗用車含む)ブランド別は、日本メーカーの主要9ブランド中、5ブランドが前年実績を上回った。なかでもトヨタ、ホンダ、日産が好調で、スバルも調子良かった。また、軽の販売比率が高いスズキも、軽市場全体が前年比マイナスのなかでプラスに転じる健闘をみせた。
首位のトヨタは、普通車、小型車、軽のいずれもプラス。伸び率は小さかったが、「プリウス」の新車効果が顕著だった前年水準を上回ったのは注目に値する。この伸びに貢献したのは新型コンパクトクロスオーバーの「C-HR」。トヨタ入魂のコンパクトクロスオーバーは幸先のいいスタートを切った。一方、レクサスブランドは、前年比15%減のマイナスだった。
2位のホンダも普通車、小型車、軽のいずれもプラス。なかでも小型車が20%増と大きく伸びた。販売を牽引したのは「フリード」。いまホンダの登録乗用車でもっとも売れている。3位の日産は、軽はマイナスだったが、「セレナ」と「ノート」が好調で普通車と小型車がプラスとなった。軽についても「デイズ」ががんばった。トータルで前月から9000台も伸びており、勢いの良さが続いている。
4位スズキは前月から6000台も台数を伸ばした。前年比で縮小した軽のマイナス分を1月頭にフルモデルチェンジした小型車の「スイフト」が補い、ダイハツを抜いて順位をひとつ上げた。5位のダイハツも前年比同等と決して悪い水準ではなく、ブランド全体の97%を占める軽のセールスも前年比3%減と縮小幅をミニマムに抑えた。小型車については小型トールワゴン「トール」の投入で大幅に拡大した。
マツダも前月より6000台多く売れたが、それでも前年比22%減と振るわない状況だ。もっとも落ち込みが大きいのは前年比39%減となった小型車で、「デミオ」の台数減が影響した。それでもアクセラが前月から登録台数を大幅に伸ばし、1月はスバルを抜き返して6位に浮上した。
スバルは順位こそマツダに抜かれたものの、普通車、小型車、軽の全部門で前年実績を上回った。なかでもフルモデルチェンジしたばかりの「インプレッサ」が好調で、普通車の登録台数を12%伸ばした。三菱は全体に販売が落ち込んだ。なかでも普通車が台数を大きく減らしたが、販売の主力である「アウトランダーPHEV」が2月に大幅改良を受け、今後は巻き返しが期待できそうだ。

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