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09 アウディ RS6 試乗 大排気量セダンの意義

意外なほど操り甲斐がある

「普通のクルマじゃないな」と、より強く意識させるのは、あるいは乗り心地かもしれない。4輪に履かされたタイヤは275/35ZR20という極太サイズだけに、目地段差を超える際などにはズシッと腹に響くような突き上げに見舞われがちだ。但し、それを除けば不快と感じさせる要素は少ない。標準装備のDRCは右前と左後、左前と右後のダンパーを連関動作させてロールを軽減するシステムだが、試乗車にはそれに減衰力可変式ダンパーを組み合わせたオプションのDRCプラスが装着されていたから、その効果も大きいに違いない。

このDRCプラス、そして基本前後トルク配分を40:60とリア寄りにしたクワトロによって導き出されたダイナミクスは意外なほど操り甲斐がある。中高速コーナーでは基本的には安定したアンダーステア。曲がらないというわけではないが常にノーズの重さを意識させられる。しかし、だからと言ってアクセルを唐突に戻すと結構大げさにリアが張り出そうとする。正直、もう少し安定していた方が…と思いつつも、低速コーナーではその特性を利用して、進入でフロントを軸にクルリと向きを変えてすかさずアクセルを踏み込み、ややオーバーステア気味の姿勢で脱兎の如く脱出するという極上の楽しみも味わえるだけに、痛し痒しといったところ。挙動変化は決して大きなものではないし、クワトロのおかげで安定性はすぐに取り戻せるから、これは乗りこなしの歓びとしてポジティヴに受け取りたいと思う。

そんなことを言えるのは、万一の際に頼れるブレーキのおかげでもある。フロントが390mm径のローターに6ピストンのキャリパー、リアが356mm径ローターにシングルピストンキャリパーを奢ったブレーキは、この車重とパワーに十分な制動力、そしてコントロール性を与えている。いざとなればペダルを蹴飛ばせばいい。

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