車両データで業務を効率化。新サービス「日産ビスコネクトAPI」の中身とは? 対象車種も今後拡大
掲載 carview! 文:編集部/写真:日産自動車 6
掲載 carview! 文:編集部/写真:日産自動車 6
日産は10月7日、車両データを活用してビジネスの効率化を狙う法人向けサービス「Nissan Biz Connect API(以下、日産ビズコネクトAPI)」の提供を開始した。
日産ビズコネクトAPIは、法人ユーザーが所有する車両の位置情報や電気自動車(EV)の電力消費量や電力残量などのデータを、ユーザーニーズにあわせて活用できる新サービス。
日産では2022年より、コネクテッド技術を活用したサブスクリプション型の車両管理システム「Nissan Biz Connect(日産ビズコネクト)」を提供してきたが、今回発表された日産ビズコネクトAPIは、日産純正の車載通信ユニット搭載車両が利用できるサービスで従来とは別となる。
日産ビズコネクトAPIでは、専用のAPIを通じリアルタイムに取得・システム連携されたデータを活用することで、車両の運行管理や最適な配車計画の作成、充電タイミングの最適化などが可能になるといい、メーカー純正ナビを活用するため、月額利用料以外の機器の追加コストがかからないのが特徴。
車両の位置情報やEV電力残量などのデータに加え、走行ごとの累積走行距離や電力消費量、充電開始/終了時のEV電力残量などのデータをリアルタイムに取得することができ、ユーザーのサービスやシステムに連携することが可能になるという。
さらに、パワースイッチのON・OFFを通知する機能も備えているため、様々なビジネスシーンで活用でき、業務効率化やコスト削減、顧客満足度の向上に貢献することが可能になると日産は説明する。現時点での対象車種は「リーフ」、「サクラ」、「アリア」のみで、今後はe-POWER搭載車両も追加予定。
具体的な活用例として、EVタクシーの廃車計画や運行効率の向上、充電タイミングの最適化や、車両位置や電力残量をリアルタイムに把握することで最適な車両を案内できるカーシェアリング業務などを想定する。
(終わり)
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