スズキ 「新型アルト」のグレード選び。価格と装備のバランスがいいのはどれ?
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:スズキ 119
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:スズキ 119
現在販売されているアルトのグレードラインナップと、それぞれの車両プライスは下記のとおりです。
●A|94万3800円(FF)/107万5800円(4WD)最廉価グレードである「A」でも基本的な安全装備などは普通に標準装備されていますが、「ドアミラーが電動格納式ではない」「ドアハンドルがボディ同色ではない」など、どこか営業車チックでさみしい部分はあります。
ひとつ上の「L」になると営業車的なビジュアルではなくなり、さらにフルオートエアコンやLEDヘッドランプなどから成る「アップグレードパッケージ装着車」や「ホワイト2トーンルーフ仕様車」も選べるようになります。
そして「ハイブリッドS」は車名どおりマイルドハイブリッドシステムおよび新世代エンジンが搭載されることになり、最上級グレードである「ハイブリッドX」では、14インチホイールがスチール製ではなくアルミ製に。さらに、バックアイカメラ付ディスプレイオーディオではなく「全方位モニター付ディスプレイオーディオ」が選択可能となります。
これらの中からどれを選ぶべきか? というのは人それぞれの考え方と使い方次第ですが、基本的な考え方としては下記のとおりとなるべきでしょう。
●営業車チックな「A」はさすがに避けたい
●燃費や装備内容より「低価格であること」を重視したいなら「L」
●低価格であることを重視しつつも、とりあえずマイルドハイブリッドが欲しいなら「ハイブリッドS」
●マイルドハイブリッドと同時にそれなりの装備内容を求めるなら「ハイブリッドX」
●ベーシックなアルトに“万全”を求めるならハイブリッドXの「全方位モニター付ディスプレイオーディオ装着車」または「全方位モニター用カメラパッケージ装着車」
おすすめは、マイルドハイブリッド機構が付いた「ハイブリッドS」または「ハイブリッドX」ということになるかと思います。とはいえ「あくまでベーシックなニッポン国民の足」というアルト本来の立ち位置から考えると、アルミホイールなどが付く代わりに少々値が張るハイブリッドXは、ちょっと違うような気もいたします。
まぁこのあたりの感覚は人それぞれでしょうが、筆者としては、マイルドハイブリッドでありながら車両価格が比較的手頃な「ハイブリッドSの2WD」こそが、さしあたってのベストグレードであると考えます。
アルトのライバルとなるのは、ほぼ同じジャンルのベーシックな軽自動車であるダイハツ「ミラ イース」でしょう。
両者とも「軽自動車規格」「庶民にとってお求めやすい価格である」という絶対的な制約の範囲内で開発された車であるため、アルトとミラ イースのサイズや諸性能、プライスなどはかなり似通っています。
ただ、そんななかでもミラ イースは室内幅がアルトよりも6cm以上広く、「最安グレード同士」で比較した場合には、アルトよりも8万円以上安価に購入することができます。
そのため、「車内がちょっとでも広いベーシックな軽の廉価グレードを、とにかく安く買いたい」と考える場合には、アルトではなく、ミラ イースの「B (2WD)」を車両価格86万200円で購入するのが正解となるでしょう。
ただし上級グレード同士で比べた場合はむしろアルトのほうに割安感があり、先進安全装備の内容も、さすがに後発だけあってアルトのほうが上です。したがって、「とにかく一番安いやつを買いたい!」というやや特殊なケースを除けば、「最新世代のベーシック」であるアルトを選ぶのが、基本的には正解となります。
いずれにしましても、全方位的に性能や装備内容が向上した新型アルトは、軽乗用車に「背の高さ」を求めない人には、大いにおすすめしたい王道の選択肢です。検討中の方は、そのまま突き進んでも何ら問題ありません。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
【あなたはどっち?】クルマの購入は計画的に! 買うなら「ローン」か「一括」か問題を考える
クルマ好き男性にそっと教えてあげたい。同乗女性からの“格付け”をガタ落ちさせる「ヤバい仕草」4選
【すでに販売枠終了の噂】新型「GRカローラ」日本初公開。台数制限ナシでもまた買えないのか…?
【アルヴェルオーナー必見】「レグノ」の新作「タイプRV」は、後席の快適性爆上がり+運転も楽しめるタイヤだった
【高性能なだけではダメ?】新型GRカローラが先輩GRヤリスを超える“伝説の名車”に育つ鍵はナラティブ(物語)にあり
【今さら聞けない】車好きが得意げに語る「FF・FR」って何ソレ? 雪道で四駆が強い理由も解説
GRスープラ“最終仕様”日本初公開に「カッコいい」「生産終了が惜しい」の声…300台限定で今春投入
【本当はどうなの?】再々販「ランクル70」オーナー評価…燃費、盗難など「不便」は当り前。MT待望論も
【BEV戦略は撤回】ボルボの頂点「XC90」が末期でも大幅改良の背景。BEVより注目度も高そう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!