メルセデスの次世代車EQって何? まずは3種の電動駆動形態を理解しよう
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
EQのラインアップを整理しておこう。CASE戦略の中で、メルセデスは“バッテリーEV”と“ハイブリッド”という言葉を封印した。EQファミリーでは、バッテリーEVを「EQ」と呼ぶ。スウェーデンで発表されたEQは「GLC」ベースのクロスオーバーSUVで、モデル名は「EQC」だが、実際にはGLCと共通するモジュールを使い、バッテリーEVを完成させている。
EQモデルはまず、GLCベースのEVであるEQC、スマートのEVとなる「EQ フォーツー」「EQ フォーフォー」がラインアップされる。2025年までにはEQモデルがさらに増える予定だ。ちなみに頂点にはフォーミュラEが君臨する。
プラットフォームを見ると、エンジン車のGLCのギアボックスに相当する部分に、パイプ状のフレームを作り、エンジン車と同等の衝突安全性を実現しているのが面白い。ギアボックスを持たないEVでも衝突特性が同等となるように工夫しているのだ。
一方、エンジンとモーターを組み合わせるPHEVは「EQ Power(パワー)」と呼ばれ、その頂点にはF1が存在する。また、ISGやBSGを使うモーター出力(電圧)の低い48Vのマイルドハイブリッドを「EQ Boost(ブースト)」と呼ぶ。このEQ Boost まで含めると、2025年までに全モデルにEQというサブブランドが付くことになる。
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