車の法定点検はいつ受けるの？必要性やかかる費用を見てみよう【購入ガイド】

車の法定点検を受けることで得られるメリット

定期的な法定点検によって車の状態を把握しやすくなり、車の安全性の維持につながります。罰則はなくても、法定点検は受けた方が良いと言えるでしょう。

また、法定点検は故障時の保証や売却時の査定価格にも影響します。ここからは、法定点検を受けるメリットを見ていきましょう。

メーカー保証が受けられる

12か月点検で見つかった故障・不具合は、メーカー保証によって無料で修理・交換できる可能性が高い点が、法定点検を受けるメリットの1つです。保証によっては、法定点検の実施を保証条件にしている場合もあります。

急な車の故障による予想外の出費を避けるためにも、定期的な法定点検の実施がおすすめです。ただし車の利用方法や状態によっては、法定点検を受けていてもメーカー保証の対象外となるケースもあります。

事故時の法的責任が軽くなる場合もある

国の認証を受けた整備工場で法定12か月点検を行ったにもかかわらず、車の故障や不具合が原因で事故が発生した場合、運転者の責任が軽くなる可能性があります。

法定点検の実施は、車を安全な状態に維持する努力をしていたという証拠になるからです。そのため事故の未然防止だけでなく、万一事故を起こしてしまった場合の保険という意味でも、法定点検を受けておくと安心と言えます。

査定評価が上がりやすくなる

中古車として売却する際、プラス査定につながりやすい点も法定点検を受けるメリットです。

点検記録が定期点検整備記録簿の形でのこっていれば、車の状態について客観的に証明ができます。また、車の状態の良好さを示せるだけでなく、法律を守って丁寧に使用しているという点で、買い手側からのイメージアップも期待できるでしょう。

将来的に車の売却や買い替えを行う予定がある場合は、法定点検を受けることをおすすめします。

急なトラブルや故障を避けられる

定期的な法定点検をしていれば、運転不具合・不備の見落としなどによる急なトラブルや故障のリスクを減らせます。

法定点検では車検ではチェックしきれない項目まで細かく確認できるため、車の状態を正しく把握するためには欠かせません。

法定点検によって不具合を早期発見できれば、安全性を保てるだけでなく、修理費用やメンテナンス費用の削減にもつながるでしょう。