アルファロメオ ジュリアに世界500台、100kg軽量な頂点モデルのGTAと究極版のGTAmが登場
掲載 更新 carview! 写真:FCA 104
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アルファロメオの歴史的な軽量スポーツモデルである「GTA」の名を冠した「ジュリア GTA」とその究極バージョンの「ジュリア GTAm」が登場します。生産台数は両モデル合わせて500台。共に価格は未発表ながら、すでに欧州では事前予約が始まっているとのことで、ネームバリューはもちろんのこと、盛りだくさんのトピックで注目を集めそうです。
「ジュリア クアドリフォリオ」をベースに高性能化を図ったGTAのAはアレジェリータ(alleggerita)=軽量を意味し、さしずめライトウェイトGT(グランツーリスモ)という感じでしょうか。ドライブシャフト、エンジンフード、ルーフ、バンパー、リアウイングにはカーボン素材が使われ、サイドおよびリアウィンドウフレームはポリカーボネート樹脂製になるなど、従来のホットモデルであるクアドリフォリオより100kg近く軽い約1520kgに収まっています。
とくに究極バージョンのGTAmは、公道走行可能モデルながら後席やドアパネルを取り払った2シーターで、ロールバーやレース用の6点式シートベルト、消火器を標準装備するサーキット向け仕様です。
クアドリフォリオ用をチューンした2.9L V6ツインターボエンジンはGTA・GTAm共に540hpを発生し、軽量化の効果もあってパワーウエイトレシオは2.82kg/hpを誇ります。GTAの0-100km/h加速は3.6秒で、「ポルシェ 911 GTS」を0.1秒上回るタイムと言えばわかりやすいでしょうか。
外観では20インチのセンターロックナット式ホイールを収めるオーバーフェンダーがワイド化され、左右タイヤ間のスタンス距離はクアドリフォリオからそれぞれ約5cm拡大。
GTAmはさらにフロントバンパー両端のエアインテークから前方に張り出すヒゲのような形状の整流スプリッターや、大型カーボン製リアディフューザー、カーボン製レーシングシートなどもポイントになります。
一方、スタンダードのGTAは4シーターでロールバーなどは装備されず、スポイラーやスプリッターは日常使用も考慮したやや控えめの形状になり、シートやドアパネルはクアドリフォリオと同じとのこと。
また、両モデルのオーナーには、GTA専用にデザインされたベルのヘルメットやアルパインスターのレーシングスーツ、ウール製の車両カバーなども用意されるようです。
ちなみに日本への割り当て台数などは未定とのこと。コレクターズアイテム入りはほぼ間違いなさそうな注目モデルだけに、気になる人は早めに動いたほうがいいかもしれませんね。
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