たまには二輪もどうでしょう? 気になる輸入バイク×3台にチョイ乗り
掲載 更新 carview! 文:今井 優杏/写真:編集部
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実際、ライディングに関してはイージーとは言い難い。跨がった瞬間に感じる重量もさることながら(サイドステップに預けていた車重をよいしょと持ち上げるだけでも結構な苦行だ)、件の狭角セパハンにバックステップ。このポジションにカラダを合わせるだけでもタンクがぐんと腹~胃のあたりに迫り、視覚的にも乗り出しに勇気が要る。
前傾姿勢の発進は慣れるまでにやや時間を要するうえに、ハーレーの1200ccエンジンは高速域に花道を持たせる高回転型でこれまたクセのある特性。ローギアでは回転数をなるべく高く保っていないとエンジンストールしそうなくらいにアイドリングがバラつき、結果、スロットルを煽り気味にしないといけない感じ=1速でも車速が高めなので、日本の一般道で頻発しそうな10~30km/hあたりの超低速域の取り回しには気苦労が多そうだ。
ただし、高速道路に入ればその独特のライポジのせいで見た目以上にスポーティーな走行が楽しめる。路面が目前に迫るような、高い攻略感が味わえるのだ。
一旦速度に乗ってしまえば、重量は安定感に、高回転型エンジンは快感に変わる。ブンブン振り回せる感じではないけれど、接地感はものすごい。エンジンサウンドも腹に響く感じで超気持ちいい。
一旦手を染めると青天井なチューニングの世界を、パッケージで味わえると言う意味でもかなり魅力的な一台だと思う。
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