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トヨタ「RAV4」 グレードは予算と好みで選んで問題なし

グレード、パワートレーン別に3種類の4WDがある

1994年に登場した初代「RAV4」は、今で言うクロスオーバーSUVのさきがけとなったモデルで、比較的コンパクトな5ナンバーサイズのボディと軽快な走りでヒット作となりました。

しかしその後、北米市場からの要求に応える形でRAV4のボディは拡大されていき、それに伴って国内での人気は低下。そのため2016年に3代目の国内販売が終了し、以降は日本でRAV4は販売されていませんでした。

そして3年弱の空白期間を経て、2019年4月に発売されたのが現行型のトヨタ RAV4です。

「SUVらしい力強いデザインと良好な視界に配慮した」というボディは全長4610mm×全幅1865m×全高1690mとなかなか立派なサイズで、後席使用時でも542~580Lというクラストップレベルの荷室容量が確保されています。

2020年6月にはプラグインハイブリッドの「RAV4 PHV」も発売されましたが、それを除けば、パワートレインは2.0L直噴ガソリン+CVTと、2.5L直4エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドの2種類。この記事ではやや特殊ともいえるRAV4 PHVを除いたモデルをご紹介していきます。

駆動方式は4WDまたは2WD(FF)で、ガソリン車の4WDには従来からあるオーソドックスなオンデマンド4WDである「ダイナミックトルクコントロール4WD(G、Xの4WD車)」と、前後のトルク配分に加えて後輪トルクを左右独立で制御する「ダイナミックトルクベクタリングAWD」という機構を採用しました(Adventure・Zパッケージの4WD車)。ハイブリッド車の4WDは、モーターで駆動する後輪のトルクを増加し、前後輪トルク配分を100:0から20:80まで変更可能にした新型の「E-Four」です。

またすべての4WD車には、ドライブモードセレクトの選択内容に応じて随時、パワートレインやステアリングなどの制御を最適化してくれる統合制御「AIM(AWD Integrated Management)」というすぐれものが採用されています。

次のページ>>グレードごとの特徴をピックアップしてみた

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