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続く中古車販売価格の高騰。その背景と中古車相場の傾向をわかりやすく解説【購入ガイド】

中古車が高騰する背景4:日本車の海外需要

中古車相場価格が高騰している理由の一つとして、中古日本車が海外市場へ流通していることも挙げられます。日本車の高い品質は以前から世界中で評価されていましたが、最近は今まで以上に海外への流通が増えている傾向にあります。

ここからは、日本車の海外需要について詳しく説明していきます。

25年ルールの影響により輸出量が増えている

アメリカには右ハンドル車の輸入を制限する通称「25年ルール」という制度が存在しており、右ハンドルの日本車は製造から25年経過しなければ原則輸入ができません。しかし、今までアメリカが輸入できなかった日本車が次々と製造25年を超え、近年になって多くの日本製中古車がアメリカに輸出されています。

また、製造から10年以上経つ中古車であっても、海外では高額で取引されやすいことも、日本の中古車の海外への輸出が増えている一因と考えられるでしょう。

ネオクラシックカーの人気が高騰している

現在海外では、映画やゲームの影響でネオクラシックカーとも呼ばれている1980~1990年代に製造された日本製のスポーツカーの人気が高騰しています。これらはすでに生産終了しているものも多く、中古車でありながら高額で取引される傾向があります。

今までは国内での流通が主でしたが、25年ルールの適用期間が終わり「日産 スカイラインGT-R」や「トヨタ スープラ」といった名車・傑作車が近年海外へ大量に輸出されるようになりました。この影響で国内の中古スポーツカー流通量は減少し、国内向けの相場価格の高騰が続いています。

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