トヨタの新型コンパクトSUV「C-HR」、プロトタイプ速攻試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:市 健治
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:市 健治
パワートレインは2種類。1.2Lターボエンジン+CVT+4WD、そしてお馴染みのハイブリッド+FFが設定されている。今回は、前者に17インチ、後者に18インチタイヤの組み合わせをクローズドコースで試すことができた。
まずはターボモデルでコースへ出ると、ボディがしっかり、カッチリしているのに頬が緩んだ。おかげでサスペンションの動きがしなやかで、雑味なくコシがあって、クルマの動きがわかりやすいし、上質感もある。おそらく、全車採用のザックス社製ダンパー、ウレタン製バンプストップラバーの恩恵も大きいのだろう。
ステアリングも切りはじめから遅れ無く反応して、リニアな動きを楽しめる。無闇にアシを固めてカートのように動かすのではなく、姿勢変化はするけれど、すべての動きがコントロールされている、という感じ。S字の切り返しなどでも、動きはとても落ち着いていて、余裕をもってドライブできる。
最高出力116ps、最大トルク185Nmというスペックなので、特別速いわけではないが、速度の立ち上がりが、それこそ発進の瞬間から滑らかで、意のままになる感覚を味わえる。CVTもトルクのあるエンジンと組み合わせれば、エンジン回転だけ先行させる必要が無いので、こういう味を出せるわけだ。
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