キャラバンは内装DIYも人気の車種。カスタムしなくてもアウトドアに使える【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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キャラバンの内装をDIYして、アウトドアを楽しむユーザーが増えています。車の中とは思えない快適な空間に仕上げている方も少なくありません。いざ内装のDIYをしようと思っても、何からはじめようか悩まれている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、キャラバンの内装のDIYを考えている方に向けて、準備方法やカスタム例を紹介します。最後まで読んでいただければ、キャラバンでのDIYのイメージが思い浮かぶでしょう。
目次
まずはキャラバンがどのような車なのか、基本的な情報を理解しておきましょう。キャラバンは自家用のみならず、事業用としても活躍しています。そのため、用途に応じたグレードが展開されているのが特徴です。
グレードの違いについても簡単に説明していますので、参考にしてください。
キャラバンは大きく分けて「バン」「ワゴン」「マイクロバス」の3つに分類されます。
バンは、荷室の広さに特化したタイプです。ワゴンは乗用タイプで、バンタイプよりも乗車定員が確保されています。マイクロバスは、バン・ワゴンよりも多人数を乗せられ、乗り心地にも優れた送迎向きタイプです。
さらにこれらのタイプは、駆動方式(2WD・4WD)、ボディの長さ(ロングボディー・スーパーロングボディー)、エンジン(ガソリン・ディーゼル)、乗車定員違いでグレードが細かく分類されます。
キャラバンは低床化されることで、荷室高さ1,325mmを確保しています。さらにフラット形状のため、段差で重たい荷物を持ち上げる必要もなく、安定した運搬が可能です。
リアシートは5:5の分割シートを採用しています。分割できるため必要な乗員スペースを確保しつつ、積載量を確保可能です。
例えば、セカンドシートに1人乗せたい状況で長尺物も載せたい場合など、片側のみ倒すことで積載量の確保に柔軟な対応ができます。
NV350キャラバンは、2021年10月20日のマイナーチェンジを機に、車名がキャラバンへと変更されています。NV350キャラバンの新車価格は、227万7,720円~381万2,400円でした。現在、販売されているキャラバンの新車価格は252万6,700円~465万9,600円です。
中古車はNV350キャラバンが58万8,000円~698万円、キャラバンが26万9,000円~509万円で流通しています。(2023年7月現在)

キャラバンは広い車内スペースを生かしたDIYをできる点が魅力です。しかし、全てのDIYを自分の手で最初から行わなければならないわけではありません。
はじめて内装のDIYに挑戦する方や作業に不安のある方におすすめの、簡単なカスタマイズ方法を紹介します。
AUTECHがラインアップするモデル「キャラバン マルチベッド」には、2列目シートより後方に折り畳み式のベッドが備わっています。ベッドの間には、脱着可能なテーブルも設置可能です。食事や休憩も快適に行えます。
フルフラットにすると長さ1,760mm、幅1,510mmの広いベッドマットができるため、家族で車中泊する際にも重宝するでしょう。
ディーラーオプションを利用すれば、機能性に優れたルーフキャリアを装着可能です。ルーフキャリアは、自転車用やサーフボード用、ウィンタースポーツ用などがラインアップしています。
その他、車内で小型家電が使用できるAC100V電源のマルチアウトレットも便利なディーラーオプションのひとつです。100Vの電源があるだけでも、アウトドアの楽しみ方が広がるでしょう。
キャンプなどに行く際には、かさばる荷物も増え、室内を圧迫してしまうケースもあるでしょう。そのような場合には、ルーフ上に荷物を載せると室内空間を広く確保でき快適に過ごせます。
リアラダーとヘビーデューティーラックを使用すると、ルーフ上に荷物を積載可能です。キャラバン専用品が日産から販売されているため、サイズ調整などの手間も必要ありません。

キャラバンの内装は、DIYをしなくとも車中泊などのアウトドアが楽しめます。しかし、より快適な室内空間にしたい方や、個性を出したいといった方もいるのではないでしょうか。
キャラバンはキャンプ仕様など多彩なカスタマイズが楽しめる車です。その理由を解説します。
キャラバンの魅力のひとつが広い室内空間です。バンらしい広い室内空間を生かし、簡易シンクやベッド・ソファの設置など、内装をキャンピングカー仕様に変えて楽しんでいる方も多数います。そのため、キャラバンはキャンプに向いている車と言えるでしょう。
自分の理想とする設備を自由に設置したいなら、室内空間に余裕のあるキャラバンのDIYがおすすめです。
事業用として利用する方も多いキャラバンですが、車中泊など自家用車としてDIYを楽しむ方も少なくありません。
前述したキャンピングカーのようにDIYする方や、家族で車中泊するために2段ベッドを自作するユーザーもいます。キャラバンは実際にDIYを楽しんでいるユーザーが多いため、どのようなDIYにするか悩まれている方も情報収集がしやすく安心です。

ここからは、少しでも内装のDIYを楽しむためのポイントを紹介します。
いざ自分でDIYしようとしても、思うように進まなかったり、悩んだりすることもあるかもしれません。満足できる車に仕上げるためにも、以下の注意点を参考にしてください。
内装をDIYする際に、不要品や端材などが出てくることもあるかもしれません。一般的なごみは、自治体で回収される「一般廃棄物」として処分できます。しかし、車の部品は一般廃棄物として処分できず「産業廃棄物」として処分しなくてはなりません。
産業廃棄物は例えば、金属くずや廃油、タイヤなどが該当します。DIYで発生した廃棄物は、処分する前に産業廃棄物に該当しないかチェックしましょう。DIYをはじめる前に、産業廃棄物の処分方法も知っておくと安心です。
内装をDIYしても、車内が寒かったり暑かったり、居心地が悪ければ車中泊など長時間過ごすのは困難でしょう。居住性を高めるためには、防音・制振・断熱処理が重要なポイントです。
制振シートを貼ることで、雨がルーフに落ちる音や走行中の耳障りな音を低減できます。その上からロックウールやグラスウールといった断熱材で処理を行いましょう。
高年式車は断熱材が劣化している可能性もあるかもしれません。その場合には、内張りを全て外して古い断熱材を取り除くことからはじめると、より居住性がアップします。
工具の準備や材料選びなど、はじめて内装をDIYする方にとっては難しく感じることもあるかもしれません。場合によっては、全てを自作せずに既製品を使いましょう。無理をすれば、けがや車の破損といったトラブルにもつながりかねません。
ベッドや座席など構造が難しいものを作る際には、プロの手を借りると成功に近づきます。材料カットや骨組み作りなどをお願いするだけでも、自作DIYはスムーズに進むためおすすめです。
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